美しい世界観の詩集

如月りよん

第1話 美しい砂の城

『心』

心という砂浜で君は美しい城を作ろうとする。

孤独の冬 真っ暗で不安でいっぱい 寒さに負けそうでも

自分を探して何度も頭をかき回しながら思考の迷路で苦しんでも

不安という波に 何回も城を流されて

空を飛ぶ鳥達に 嗤われても城を作り続けた

ずっと苦しみが続くと思ってた

ある日 海が割れて希望が見えた

俺は悟ったんだ 気づいたんだ

自分を見つけた ここまで長かったよ

自分を定義しようとする言葉を信じるな

自分という人間は辞書に載せちゃいけない

自分を見つけた ここまで長かったよ

ほら立派な城が出来たろ? 次はもっと凄いのを作るよ

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