dexterity poor
南瓜の王冠
第1話 ギフト
『異世界転生』現代人からしたら夢がある言葉だが実際の所はリセマラ不可能のガチャ見たいなものである…何が言いたいのかというと現在スラム街の一角で死んだ目をしている元高校生の自分は人生ガチャに失敗したという事だ。クソワロタ。
この世界がスキルのある世界じゃなければ既に死んでいただろう事を考えるとまあそれなりに幸運なのかもしれないが、結局現実は異世界も地球も割と地獄だったと言う事だ。
正直言って年齢的に体感後数分で授かるギフトがゴミだった場合死を覚悟する必要があるだろう。前世ではよく小説で読んでいた異世界と比べればかなり優良と言うかマシな世界とは言えスラムの貧民のガキ一人では限度があるのも事実だ。切実。
転生者なのだからチートであって欲しいが現実はそんなに優しくないだろう事を悲しいことに良く知っている…正直強く無くていいから便利なギフトであってくれ。一スラム民でも知っているくらいにはデメリットがきついギフトはマジでやばい事は知っている身としてはもはや祈るしかない。
それから暫くしてふと気がついた「ギフトを授かった」と。
授かったギフトは『器用貧乏』チート無双小説にありがちな名前をしているがそんなに最強な代物でも無いらしい、どちらかというとさっき願った便利なギフトといった所だ。
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『器用貧乏』
《
:技能・特質習得条件を超絶緩和。
:技能・特質・基礎能力を1.0まで成長率に超絶補正。
:技能・特質・基礎能力を3.0まで成長率に高補正。
:技能・特質・基礎能力を5.0まで成長率に微補正。
:適合値を10.0に固定。
:理解力の向上。
《
:技能熟練度上限を6.5に固定。
:特質値上限を6.5に固定。
:基礎能力上限を6.5に固定。
:基本的な種族を「普人族」に固定。
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成る程。強いな確実に強い。チートでは無いけどこれがゲームだったら間違いなく人権扱いされてであろう強ギフトだ。有難う神様感謝してる。
【技能:〔祈祷〕を取得しました。】
【技能:〔瞑想〕を取得しました。】
【特質:〔
…わあ。
______________________________________
現在のステータス
恩寵『器用貧乏』
特質
先天:
後天:〔病原耐性3.1〕〔悪食2.8〕〔
技能:〔忍び足2.2〕〔祈祷1.3〕〔瞑想1.1〕
基礎能力:身体0.4:精神1.5
dexterity poor 南瓜の王冠 @pumpkinthecrown
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