THE ロキィ

創造神フロスト

データ1 奇跡の始まり

永遠と無限に様々な世界がある中、守護神世界は拡大が続いていた。



その中の宇宙にあるフロスト星のレーザー国で、ある一人の男が存在していた。

その名はアイス・ロキィ。22歳。

とあるセキュリティ会社の警備員である。真面目な完璧主義者だ。


「あの社長が重大な話があるのか〜」


あまり期待せずにロキィはセキュリティ会社の最上階にある社長室へと向かって行った。

なぜか少し嬉しい気分のようだ。


そしてついに社長室へと入るのだった。


「ロキィよ、久しぶりじゃないかい?」


部屋で待機をしていたのはここのセキュリティ会社の副社長であるアクア・リギーだった。

ロキィと同じ22歳であり、無邪気な勇気を好む男だ。



お互い相棒、親友と思うぐらい信頼している。

2人が楽しく雑談をしていると扉が開き中年の少し痩せた男が現れた。


その男の名はフレイム・テルパンタ。


この警備会社の社長だ。


レーザー国では、名前とは別にコードネームが政府から与えられるのである。


テルパンタは

陽気で誰よりも正義を大切にしている。


「ロキィよ。元気そうで嬉しいぞ」


テルパンタは笑顔で口にする。

しかし、その直後テルパンタは表情は硬くした。


なぜならロキィとリギーに重大な任務の真相を伝えるためだ。



4日前、ある組織が電波ジャックを行い

革命宣言を行った。


「世界の運命の為、我々の革命に協力をして欲しい!!」


そのニュースの直後から優秀な技術者や開発者、さらにはその家族までもが

相次いで連れ去れていた。


これにより、国内で非常事態宣言が発令され

レーザー政府は緊急で警察、軍と共にセキュリティ会社などにある協力を依頼していた。


「その協力の手段とはなんですか?」


疑問に思ったロキィ。

テルパンタの口からその答えは出た。


「コメット軍の結成である!」


そう、コメット軍の結成であり、軍事強化をするのであった。

それにより情報交換がスムーズになるのだ。


「さすがだね」


賛成するリギー


「いいですねその作戦」


ロキィも賛成した


そして三人は誘拐された被害者全員救うことを誓ったのであった。


次の日、あるニュースが流れる。


「砂漠の街から来たスナイパーが38人を救出」


このニュースのスナイパーに注目したのがテルパンタだった。


「何だ!あの男は!!」


テルパンタは思わず叫んだ。


「まだ敵か味方かわからないですね…」


少し不安があるロキィ。


「親父!あのスナイパーがもしも協力してくれたら嬉しいよな!!」


リギーはむしろ少し笑いながら話している。


その時、社長室に電話が鳴る。

テルパンタは電話に応じた。


「はいこちらレーザーシールドの社長、テルパンタです」


その時、テレビが何者かによりジャックされた!!


画面に現れたのは黒い髪、黒いスーツを着た男性だった。


この男の正体はグレート国の大統領、テルメックだった。


「私は暗黒の大統領だ!!」


強く主張するテルメック。


テレビ以外にもラジオ、携帯電話、パソコン、ゲーム機などにも強く主張していた。


「グレート国は、車両と環境整った世界を作り出す!!」


と伝えた直後、画面は元に戻った。


「くだらない!ただの悪ふざけだ!」


ロキィは被害者の事を思いだし、拳を握りしめ悔しがった。


「車両作って何を目指すのだろうか?」


車両と環境の疑問を感じたリギー。

するとテルパンタのは真面目に答えた


「私たちの何かがあるはずだ」


ロキィはそれを考え、リギーにある依頼をした。


「2日後に砂漠の街で調査をしたい。あのスナイパーがグレート国の事情を知ってるかもしれない。38人を救うほどの実力は素晴らしいさ!」


ロキィはレーザー国の捜査員だった。


テルパンタは答えた。


「全力で期待している!」


テルパンタはかなり真剣な表情だ。


するとリギーがある提案をした。


「俺もついていくさ!これは仕事の一種だからな!」


リギーも捜査員だった。


2日後、ロキィとリギーはレーザー政府から捜査の許可を得た。そしてレーザー国の首都であるセンコウ都に向かい、ライト宇宙ターミナルへと向かった。


それから約12時間後に宇宙飛行機は到着した。到着した星の名はガンセキ星だった。

ガンセキ星には貴重な油が永久に採集可能だ。


そしてターミナルから約100km離れた街にあの砂漠の街があった。街の名前はロックボルト市。


あのスナイパーの出身の街だ。


ロキィはある看板を見つけた。


「何だ?あれは…メッセージ?」


看板には冷静な英雄大歓迎のメッセージが。


ロキィは疑問に感じ、近くにいたコンビニの客に事情を聞いた。


「コメット軍特殊捜査員のアイス・ロキィです。あの看板の意味は何でしょうか?」


するとコンビニの客は少し驚いた。


「パーテルさんの事を英雄と読んでるよ」


ロキィはさらに事情を聞いてみた。


「パーテルさんの英雄のきっかけとかありますか?」


するとリギーがある男性を注目した。


「2km離れたショッピングモールから俺たちをスマホで観察してる。あれ大丈夫か?」


ロキィはその頃パーテルの特徴を聞き終え、リギーに伝えるところだった。


その頃6m先には、ビルとビルの間でとある集団があることを計画していた。


「小型化学爆破機でロキィ達を止めるぞ…!」


ひそひそと笑うのは5人のグレート国のスパイ達だ。


その時、2発の発砲音が鳴り響いた!!


周囲を確認するとそこにはリギーが倒れていた。


「大丈夫か!!リギー!!」


ロキィは今でもパニックになってもおかしくない。


しかしリギーを見ると…

なんと小型のロボットが破損していた。


「ビックリだ!!マジで!!」


怒りながら普通に起き上がるリギー。


「あれ?どゆこと〜?!」


リギーが無傷だからか少し嬉しそうに焦るロキィ。


しかし周辺の人達は4m先の倒れた男性を発見し

呆れていた。


「グレート国のスパイかぁ…」


呆れまくるパン屋の店長。


するとロキィは、あの男性がいたショッピングモールに向かった。


「何だあいつ?!」


リギーも呆れ、駆けつけたコメット軍に事情を説明した。


その頃、ロキィは屋上の駐車場であの男性に事情を聞いていた。


「コメット軍の特徴捜査員のアイス・ロキィです。さっきの銃撃は理由がありますか?」


緊張感が高まるロキィと男性。すると男性の口から答えは出た。


「あの小型のロボットは、化学薬品が入っていたよ。操縦者とロボットを倒さなければ、君達は卑劣な犯行の被害者になってたね。」


と男性は少し切ない様子で話した。


するとロキィはこう答えた。


「驚いた!感謝ですね!」


そして約四時間後にコメット軍は、生命体殺害未遂と兵器法違反の罪でグレート国のスパイを5人を逮捕した。


全員、容疑を認めているようだ。


2日後ロキィとリギーはフロスト星に帰った。




そしてロキィとリギーはコメット軍総本部の取調室であの男性に事情を聞いていた。


「私の名前は、ボルト・パーテルです」


冷静な英雄の正体はパーテルだった。


「なぜ一人でグレート軍と戦おうとしたんだ?」


ロキィは素直に質問した。


「冷静すぎて…っていうよりは、あなた達みたいなヒーローが見つからなかったからですね」


パーテルは少し笑いながら答えた。


この時、ロキィとリギーは、パーテルがロキィ達の仲間になるとまだ予想もしてなかった。

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