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  • 4への応援コメント

    完結おめでとうございます。読み応えありました。
    最初のオープニングがどう繋がっていくのか興味深く追わせてもらいました。
    補助の先生が教室に入るまでがとても詳しくて、経験があるのかなと想うほどでした。
    人と人との繋がりとは凧の糸のようなもので、凧糸は一見頑丈ですが、たとえ親子関係であっても、切ろうと想えば切れるんですよね。その代わりに全てを断ち切った者はこの広い世界をふらふらと漂わなくてはならない。
    自分は漂う凧なのだな、と分かるには、しっかりと地上と繋がれて悠々と空を泳いでいる他の凧の存在が必要であり、そして糸のついた凧にとっても、視界を漂う凧は良くも悪くも眼で追うものである。
    小川を小川のまま受け止めてくれる人々の存在が冬の弱い太陽のようにいつも物語を上から照らしていました。そして海斗にとっても小川がそういう存在だったのでしょう。
    塚田先生がわたしは好きでした。海斗のような生徒とは相性が悪くても、塚田先生なりに最初は希望に燃えて教職に就いたのでしょうし、全てにおいて自分の逃し方を知らない愚直な女性という感じがします。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    中学校の教員をしている友人からも「職員室の空気感がリアル」とか言ってもらいましたね。
    私の中では、「かいと」という名の子供と、糸の切れた凧のような大人(小川)との繋がりを「凧の糸」というタイトルで書こう。と思った時点で「勝ち」でした。
    (公募では惨敗でしたが)
    あ、あと塚田を気に入って頂きありがとうございます。