暦って、古臭い代物と思っている人多いと思う。一方、暦を基本として古くからのありようの「和」を行事、二十四節気・七十二候といった知識、旬の食べ物や動植物、季節を感じる言葉など、生活に取り入れることが昨今見直されている。

一般的には、年末年始の書店店頭や、新聞購読のおまけとして、暦を目にすることが多いのではないか。そういう際の暦は高島易断監修がほとんどだ。

ただ、それ以外でも暦は発行されているのである。

私がそのことに気づいたのは、鹿児島神宮のご神符やお守り・おみくじなどを授与する授与所に「かごしま暦」が陳列されているのを見たからだ。もの珍しい暦があると、好奇心から入手。地方色の出る編集で、「○月○日 ○○神社例祭」という記載があるのだ。引越しの荷物整理で処分してしまったのが惜しまれる。手元にあればもう少し詳しいことを書くことができたろうに。残念だ。

他にもあるかなと、しばらく大きな神社に詣でる際、注意して見てみる。すると、春日大社にもあった。地方に行けば、もっと地方色豊かな暦があるに違いない。南と北では農事が大きく違うので、比較してみるとおもしろいと思う。誰か、収集コンプリートして、本にまとめてくれないかな。

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