1992年4月曽爾高原
24日かねてより思案していた、曽爾高原を歩いてきた。名張からバスで太良路まで。
曽爾高原は一面野っ原だ。わざと早春に火を入れてすすきがきれいに生えるようにしている。であるから、生え揃う緑には目をみはるものがある。10月下旬、すすきの穂が出てき初めた頃がいっとう、美しいそうだ。惧留尊山には今回登らないでおく。亀山峠まで登り詰めると、反対方向の三重県側へ下りて行く。手近な太郎生方面ではなく、日神渓谷を下り、長瀬まで歩く。
本日の行程で一番良かったところは、日神渓谷だ。滝と岩ともみじの若葉に山桜が美しい。仙境の風景はかくもあるらん、と思いつつ歩いて行く。新緑の季節も良いけれども、晩秋の紅葉もさぞかし素晴らしいだろう。いつか歩いてみたい。
歩いていてよく目についた花、すみれ、やまぶき、忘れな草。特にやまぶき。野生のやまぶきは一重だ。やまぶきがまとまって咲いていると、日陰で咲いていても、そこだけ明るい光が差しているように見えた。
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