2019年11月狛うさぎ

あちこち旅する際、休憩場所兼行程チェックポイントとして、お社やお寺を利用することが多い。もちろん、可能な限り参拝する。

そういう寺社名を確認をしていると、不思議だなと思える案件が1つ。天照皇大神を祀る皇太神宮や、素戔嗚命を祀る八坂神社・天王社、天之御中主神を祀る妙見神社、神功皇后を祀る八幡社、菅原道真を祀る天神社、など全国各地に存在する。また、地図をよく見るとその土地に祀られる土地神様は、地域限定ながら、その地域にはかなりの数存在する。例えば、兵庫県播磨地方だと大歳神社。北東北の保呂羽神社。なのに、三貴子の一柱である月読命を祀る月読神社はとても少ない。

地図を見る際、月がつく神社があれば行ってみるべしと、チェックする。ほんとうに少ない。

そんな中、月という文字は使われていない、読み方が「つき」の神社を発見!早速参拝にでかける。

埼玉県さいたま市にある樹齢数百年の古木の杜に守られた調つき神社。2000年ほど前に創建され、読みが月と同じであることから、地元では「つきのみや」の愛称で親しまれているそうな。鳥居のない神社として有名で、狛犬ではなく兎が置かれているのが珍しい。狛犬のかわりに置かれた「狛うさぎ」。かわいい。ただし、残念ながら御祭神が天照皇大神、豊宇気姫命、素盞嗚尊の三柱で月読命ではなかった。ちょっと騙された気分。月とくればうさぎなのになぁ。

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