第9話 彩り
足元には無数の欠片がある
色褪せて錆びついた欠片
僕は拾い集めることを諦めた
自分に嘘をついたのだ
時を越えて出会った君は
錆びた欠片を手に取り
「素敵だね」と呟いた
そのとき僕はどんな顔をしていたのだろう
輝きを取り戻した欠片が
空に舞い上がり手を取りあった
夜空に浮かぶ新たな星座を僕は「恋」と名付けた
君の笑顔と言葉が繋いだ光の線を
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます