第80話 (後日談10)コロナ禍の入国隔離ホテル比較②

隔離ホテルで何が一番重要かは人によって違うと思いますが、私個人としては食事が最も重要でした。


隔離ホテルでは3食が有料で提供されるのですが、ホテルによって対応はバラバラで、食事の選択肢があったり別注文出来たり、お値段も違ったりしていました。


私が入国隔離で入ったホテルの食事は以下の通りです。


<2022年8月 市中心部にあるヒルトン系ホテル>

・食事は普通の中華弁当と洋食弁当の選択が可能

・ただし中華は3食100元(約2千円)に対して洋食は3倍の300元(約6千円)

・初日は洋食がある!と喜んで注文したものの、あまりの不味さに翌日からは中華に変更


<2022年3月 市郊外のディズニーランド近くにある地場系ホテル>

・食事は中華弁当のみ

・然し元地場ホテルの経営が残っていたようでホテル内の厨房で簡単な食事は別途注文可能

・ケンタッキーのようなフライドチキンバーガーは、作ってから半日くらい経ったようなヘナっとした状態、パスタは場末の喫茶店よりも安っぽい感じでしたが、それでも私が隔離された中で追加注文が出来たのはここだけだったので大変に有難かったです


<2022年3月 市郊外の野生動物園近くにある地場系ホテルチェーン>

・中華弁当のみで追加注文も不可

・然し幸いなことに2週間の入国隔離後の1週間の健康観察隔離のみの短期間だけだったので耐えられました

・本編にも書きましたが、アパートに帰れず1泊延泊した際には食事を頼んでいないのに配膳され、料金は取られませんでした


<2022年7月 市郊外の保税区近くにある元クラウンプラザ系ホテル>

・食事は中華弁当のみ

・ホテルのクオリティは良かったのですが、弁当は非常に平均的でした


<2022年12月 市中心部にある地場系ホテルチェーン>

・食事は中華弁当のみ

・コロナ規制もほぼ終わりかけていたせいか時々適当で、いつもとは全く違う丼飯が来たりしました(意図的なのかトラブルがあって急遽別発注したのかは不明)


知人の中には、もっとレパートリー幅広く頼めた隔離ホテルに隔離された人もいたようです。


私の家族は、隔離メシのおかずは兎も角、白米が不味いと、わざわざ小型炊飯器と米を持ち込んで、部屋で炊いていました。


逞しいです。


(次話に続きます)

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