第28話 隔離施設
2022年4月8日、金曜日。
この日発表された前日の感染状況は、新規無症状感染者20,401人。
一方で累計死者数7人(いつからの累計なのかは不明)。
この数字が真実であるならば、感染しても殆ど死なない病気、即ちロックダウンなどしなくてよい病気だということを意味しているのはないか?とも思えます。
中国政府は感染者を確りとケアしているとのアピールに躍起になっているように見えます。
地場TV報道を見ていると、次々に新設される感染者を収容する隔離施設の様子が出ていました。アナウンサーは「政府は皆さんの安全を最優先に考えています。感染者は、続々と新設されている整った設備の隔離施設で、ゆったりと療養して貰うことが出来ます」とアピールしていました。
その報道のように立派な施設があるのは事実なのでしょうが、一方で、報道されない、相当に劣悪な隔離施設も相当数存在していることは、既に多くの友人知人やネット情報から漏れ聞こえてきていました。
感染することが怖いのではない。
感染して隔離施設送りになるのが怖い。
私に限らず、多くの上海人はそう思っていました。
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