第11話 隔離ホテル移動

3月17日、木曜日。入国隔離14日目。


あちこち拭われまくった昨日のPCR検査も陰性の結果が出て、本日、隔離ホテルを移動します。


今のホテルに入った時点では、「3週目の健康観察はエコノミーホテルと中級ホテルが選べる」と言われていたので中級を申し込んでいたのですが、残念乍ら上海市内の感染者急増により隔離ホテルが逼迫しているということで選択肢は無くなりました、との悲しいお知らせが・・・


急速に感染者が増加している上海では、アパート封鎖やPCR検査指示が各所で相次いでいます。一方で、検査を増やせば増やすほどに感染者も増えており、日本のオミクロン流行初期を見ているような気がします。


このままだと、3週間隔離を終えて漸く自宅アパートに戻ったのに、自宅アパートが封鎖、みたいな事態も大いに有り得ます。


さら中国系キャリアの上海行フライトは到着空港を上海以外の都市に振り替えるとの情報も入ってくるなど、不安要素が増えつつあります。


因みに、私は上記情報をご自身が乗る予定の上海行きフライトが別の都市行きにされてしまった人から直接の聞いたので、他の方に「こんな事が起こっていますよ」とお伝えしたところ、「そんなのはデマだ。上海市や飛行機会社がそんな事をする筈がない」と反論を受けました。


結局、数日後には正式発表されたのですが、この頃はデマを含む様々な情報が飛び交っており、真実を見極めるのが難しい状況でした。


隔離ホテルの話に戻しますと、2週間隔離を解除する証明書が配布され、いよいよ次の隔離ホテルへの移送です。


荷物を纏めて外へ出て、再び隔離専用バス(今回は路線バスではなく普通のバス)に揺られること数十分、次のホテルに到着です。


チェックイン手続きをしていると、なんと部屋が選べるとのこと。

迷わず一番高い部屋を選択してしまいましたが。。。


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