エピローグへの応援コメント
アエテルニタスとはラテン語の永遠という意味だったのですね。横瀬浦は憎しみや欲から壊滅させられたのではなかった。ペストが関係していた…。歴史とミステリーとファンタジーが交錯し、その中心に人間ドラマがある。奥深くて重厚感があるのに、読みやすい…すごいなぁ…西野さん…。素敵な作品をありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
この物語は私の作品の中で一番力を込めた作品でした。横瀬浦の歴史同様あまり注目されていませんが。
(ちなみに二番目は「凧の糸」)
4年前から少しだけ発掘調査が行われている横瀬浦へ、機会がありましたら是非遊びに行って見て欲しいと願う作者でした。
5への応援コメント
この物語に相応しい文体で、ぐいぐい引き込まれます。遠い昔、遠藤周作の『沈黙』を読んだ事を思い出しました。内容はほとんど忘れてしまったのですが。
一体何があったのか、今後の展開が楽しみです。
アルメイダと安起龍が魅力的過ぎて…。アルメイダの過去の恋の場面、切なかったです。安起龍も口数少ないけれど、いい男。2人共惹かれちゃってます♡(笑)。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
遠藤周作、読んだことないや。そう、私は非読書家。1年間だけ集中して読んだ時期がありましたが。それも現代作家ばかりで。
アルメイダと起龍、どちらを選んでも苦労しますよー。その苦労も楽しそうですけどね。
エピローグへの応援コメント
最後の書簡が、例の、あの手紙だったのでしょうか…。
文字通り、すべてが灰になりましたね…。
例えがアレで申し訳ないのですが、「仮面ライダー電王」という特撮番組を思い起こしました。未来から来たある集団が、自分たちの時代を都合よく作り変えるため、過去に現れて破壊活動を行うという話です。主人公はそれを阻止する立場です。子ども向け特撮ヒーロー番組なので「善悪の対立」「何かを守る戦い」という図式が必要でしたが。
ですが、過去(歴史)を変えることがタブーであるとしても、わかっていても、変えたくなる未来というのはあるのかもしれない。御作拝読して、そう思いました。
そして、起龍と芽衣という時の旅人の存在は、知られることなく、彼らとすごした人々の記憶の中だけにとどめられて、彼らの死とともにどこかへ消えてしまうのですね。
この物語の主役はアルメイダだった気がしています。
歴史のifであり、起龍の存在と行動はミステリーであり、時を超えるSFであり、…なんてゼイタクなんだ。
歴史の隙間にこんな濃密な可能性を積み上げて、小説にしてしまうとは。さすが西野様。
堪能させていただきました。ありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
横瀬浦については、今現在でも発掘調査では「物的証拠がない」と言われています。
町の賑わいも、消失した形跡も見つからない。
ただ、文書や書簡には山ほど情報がある。
まあ、現在も人が生活している地区ですし、半分は米軍の土地ですし、発掘調査自体が小規模ですから証拠が見つからなくても仕方がないのですが。
逆にそのおかげで、バンバンフィクションを放り込めるのですけどね。
長い物語にお付き合い頂きありがとうございました。