二人の距離感

―ある日の昼休み




М(近いような遠いような…そんな距離感を感じる…か…)


T「ねぇ、何読んでるの?それ」


М(えっ、話しかけられた…)


М「友達が勧めてきた小説です」


T「へぇ〜」


М(早くどっか行ってくれや…)


T「ちょっと見せて」


М「い、いいですけど、借りてるやつなので…」

 

T「オッケー」



―数分後


М(気まず…)


T「なんかさ」


М(!)


М「は、はい」


T「俺とМみたいだね、これ」


М(え?)


М「確かに、そうですね…」


T「ありがとう」

 

М「は、はい…」


М(何だったの?今の…俺とМみたいだねって…どういうこと?)


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