第1話 君は誰

「先日、蛍光市の西商店街で爆発を発生しました。プラネット·ランカ合衆国災害対応署…」

「また爆発か?」フードの少女がつぶやいていた。

「よう~お兄ちゃん~こんなにいい顔してうちの事務所に来てくれませんか?」

「いやいや…」

少し離れたところで太った女の人が男の人をからんできた。

「くだらん。」少女がフードを引っぱって立ち去ろうとする。

「詩晨(しっちぃん)さん!」突然,そのイケメンが少女の名前を呼んだ。

私の名前?

少女少女は振り向いてそのイケメンを見たばかり。

イケメンは腕時計を見下ろすと、彼女の腕を摑んで走り出した。

「え?ええええええええ?!お前は誰だ?何をし…」


ある路地で二人は立ち止また。

「お前…は…誰だ?ななななにをするつもりか?」

イケメンまだ腕時計を見下ろす。

「そろそろ始まった。」

「ななななにが始まったか?それに、お前は誰だ?」

「小生(しょうせい)はこの世界のライフメーカー!のフレンドです。」

「は?ライフメメメ何のフレンド?お前、大丈夫ですか?病院へ行きますか?」

「ご心配なく、小生は病気がないです。お!ネームをしゃべてわすれました。小生は時允(ときいん)でこざいます。」

「もしもし?治安維持署ですか?こちらで変な人がいますけど…」

「何をしていますか!」

時允はすぐに電話を奪い取た。

「もしもし、はい、はい、さっきただ誤解です。はい、はい、はい、すみません。じゃあ…どうして急に治安維持署に電話したんですか?」

「変な人にあった時、治安維持署に電話するなんで当たり前じゃないか。」

「はぁ~もう一度いいます。小生は変な人ではありません。この世界のライフメーカーのフレンドです。」

「はいはい、フレンドさん。私のスマホを返していいですか?」

「小生は時允です。」

「OK、OK、時允さま、わたしのスマホを返していいですか?」

「もちろんです」

彼女がスマホを受け取った瞬間、もと青い空が赤に変わた。あたりもだんだん暗くなってきた。

「日が暮れたか?」

「そうではありません、さっき時間を無駄にしすぎました。もう始まりました?」

「は?フレンドさん、なにが始まった?」

「あれ。」

彼女は時允の指さす方を見た。ある生き物、いや、化け物が出った。

「あああああああれはなに?」

「特異獣だ!」

「得意獣?」

「ちなみに得意獣でわありません、特殊異常獣の特異獣です。」

「はいはい、わかった。得意獣。でも、この化け物、特異獣、私たちに向かって走ってきませんか?フレンドさん。」

「えん、あなたの見る通り。」

「じゃあ、どうしよう?」

「逃げる。」

「逃げる?」

「先に行きます!」

「待てください!」

二人は路地の出口を目指して疾走した。


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ワールドの存続ために、命を燃やす 岩だけ @iwadake

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