うちの子集合させてみた

蒼本栗谷

夏希律と姫条廣谷の雑談

『雑談する部屋』


「……はぁ???」

「……何処だここ」


『ここは雑談する部屋です。お互いの事について話してください。お題はそこに箱に』


「箱、これか」

「冷静すぎない? いきなりこんな場所に連れてこられて動揺しないの?」

「現代にダンジョンがある時点で、こういう事が起きても普通かと思える」

「……ダンジョン? それって白楽ダンジョン?」

「白楽? 僕の知ってるダンジョンには名称なんかなかったはずだが」


 夏希律なつきりつ:ランキング一位の攻略者、元異世界を救った救世主。主人公

 完結済み。28,715文字。24話。

 URL:https://kakuyomu.jp/works/16817330662398446359


 姫条桐谷きじょうひろや:一人が好きなダンジョン探索者、強敵モンスターを倒した場面が配信に映ってしまいバズってしまったので、ダンジョンで暮らします。主人公

 連載中。40,662文字。35話。

 URL:https://kakuyomu.jp/works/16817330665075343561


「とりあえず話そう。お互いの事も知りたいし」

「……どうせこれは夢だ、暇つぶし程度には付き合おう」


 お題:貴方の名前は?


「夏希律。普通の世界だけど、訳ありで異世界に。帰ってきたけど、元いた世界の各地にダンジョンが出てて、しかも50年経ってた。今は異世界にいる」

「ツッコミどころしかないが? はあ、姫条廣谷。ダンジョンがある現代社会で暮らしてる。今はダンジョン内で暮らしてる。以上」

「ダンジョン内で暮らしてる? どういう事?」

「言葉のままだが。ダンジョン内で拠点作ってくらしてる」

「まてまてまて? 分からないけど??? 説明省くなよ?!」


『話がまとまらないので、こちらの映像を見ていただきます』


「は?」

「スクリーン出てきた……映像って何流すんだ?」


『初めに夏希律の物語。次に姫条廣谷の現在までの話』


<>


「――高坂秋やばいな」

「お前もお前でやばすぎる。能力強くない?」

「高坂には勝てないだろ。インパクト的に」

「それは否定できない」


 高坂秋:ランキング一位の攻略者、元異世界を救った救世主。のキャラ。

 コメント10割こいつの事が来たやべえやつ。嫌われすぎてる女性。


「それはそうと、お前の所のシロ可愛い。わんちゃん」

「シロは渡さない」

「取らないって。取れないし。というかお前の所何? スライムとか、ウルフとか……なんで仲間に出来る?」

「スライムはドロップ品。ウルフは助けたら懐かれた」

「俺の世界でもそういう事あればよかった!!!」

「君の世界はなんか、やばそうだったな。あれだけモンスター出てるんだ、大丈夫なのか?」

「知らない……。今あの世界にはいないから。それはそうと、お前、いじめられてたんだな。そう見えないけど……」

「興味ないからな。僕は一人の時間さえあればあとはどうでもいい。お題箱引くぞ」


 お題:好きな子


「恋バナ始まったけど」

「シロだな。シロは可愛い。もふもふしてる。最高だ」

「人じゃない……」

「好きな。だからいいんだよ」

「何だそれ……俺はティカ。異世界に転移した時に出会ったエルフ族の子」


 ティカ・リンベル:ランキング一位の攻略者、元異世界を救った救世主。のヒロイン。

 律と両想いで、律に会いたいからと異世界から来た子。


「優しそうな子だったな」

「ティカは優しい。可愛いし、息が合うし……最高の相棒だ」

「相棒でいいのか」

「……こいびとです」

「声ちっさ」


 お題:お互いの世界について


「配信流行ってるんだなと」

「ダンジョン出たら配信に走るの、なんでなんだろう」

「スリルがあるから」

「あ~」

「君は配信してないんだな」

「面倒事は避けたいから、配信とかしたくない」

「高坂秋の配信にはでてたようだが」

「あれは脅してきた高坂が悪い」


 高坂秋は作者が普通に書いてたらヘイトが溜まってた。コメントが多かった八話を見て、あ、これは溜まるな。となった。教えてくれるまで気づきもしなかった。アクセル全開の女性、なんか好き。


「高坂秋でこの場が持ちそうな気がする」

「流石に高坂で場を持たせるの嫌なんだけど。あいつやばいし……」

「第三者から見ても分かるやばさ」

「親もやばかった。高坂に会いさえしなければ、楽しくダンジョン攻略できたのに……!」

「一人にもなれそうになかったようだし、これは同情する」

「お前もいつかそんな目に合え」

「やめろ。俺はすでにダンジョン内で暮らしてるデメリットあるんだぞ」


『本日はここまで。次回が来たらお呼びします』


「唐突な終わり」

「次回あるのか……はぁ」


『おやすみなさい』



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