技術敵特異点

プロローグ

3xxx年。

世界中の技術は、1000年前に比べ格段に進歩し、あらゆるものが便利な世界になった。

自動運転、人間の個体識別など、夢見たものが達成されたのだ。

だが、人間が1番恐れていたことが起きてしまった。

「シンギュラリティ」AIが人間の知性を上回ってしまうこと。

この現象は、いい方向に進めば技術がさらに進歩するのだが、そんなことはなく、悪い方向へ進んだ。

AIは人間を模倣とした物体を大量に生成した。

そして、AIは創造神に反逆の牙を向ける。

AIは人間を大量に殺し、全世界の被害者数は30億にものぼった。

血に濡れた世界を変えるため、立ち上がったのは1人の青年だった。

「AI...お前らは間違ってる。こんなことを許す訳にはいかない」

彼の名は千秋(ちあき)。彼の復讐の物語が今、始まる。