マリアのメガネ

「マリア。このメガネをかけなさい。お前のその鋭い目つきはお嬢様を怖がらせてしまう」


「承知いたしました、カールさま。ところでこのメガネ。かけると何か地図が現れるのですが」


「それは常にお嬢様の現在位置を確認できる優れものだ。ゆめゆめお嬢様の位置をロストすることのないように」


了解コピー。なにか異変がございましたら、待機している戦闘メイド分隊十二名が急行して死を賭して戦う体制を作ります」





「元帥閣下、大変です! 閣下の愛用葉巻に五百パーセントのタバコ税がかけられました」


「なんだと? ハハマ産に変わるものはないのだ。パイプやシガーなど使いたくないぞ」


「それが……ハハマ産のものだけ増税だとか。ほかの銘柄は現状通りです」


「これは、奴の嫌がらせか。ケルテンの野郎。ここまでおちょくる気か!」






「ボク、小官は立派な軍人になります。ザイツェフ少佐、厳しくてもいいですから鍛えてください」


「スターシャはミハイル・ザイツェフごっこをするのは嫌なのよね。もう口汚いセリフはできるだけ使いたくないの」


「はい。それでもやってください」


「では……。イリーナちゃん、行くわよ。

『今日から貴様は蛆虫だ、いやそれ以下の生き物となる!』。あーたらこーたら」


「スターシャちゃん。イリーナちゃんが泡吹いてお昼寝始めちゃいました」


「それは大変だわ。こんなところでお休みになると風邪をひきますわ。ソファーに寝かせましょう。ダリアちゃん、そのヒツジさんのクッションを頭の下に敷いてさしあげましょう」






 もし面白そうな作品だと思われましたら、この作品にフォローを入れて最新話をタップしておいてください。

 本編を連載開始した際に通知が行きます。


 予定としては、12/29~連載します。


 作者フォローをすればもっと確実に通知が行きます(^^♪

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る