マリアのメガネ
「マリア。このメガネをかけなさい。お前のその鋭い目つきはお嬢様を怖がらせてしまう」
「承知いたしました、カールさま。ところでこのメガネ。かけると何か地図が現れるのですが」
「それは常にお嬢様の現在位置を確認できる優れものだ。ゆめゆめお嬢様の位置をロストすることのないように」
「
「元帥閣下、大変です! 閣下の愛用葉巻に五百パーセントのタバコ税がかけられました」
「なんだと? ハハマ産に変わるものはないのだ。パイプやシガーなど使いたくないぞ」
「それが……ハハマ産のものだけ増税だとか。ほかの銘柄は現状通りです」
「これは、奴の嫌がらせか。ケルテンの野郎。ここまでおちょくる気か!」
「ボク、小官は立派な軍人になります。ザイツェフ少佐、厳しくてもいいですから鍛えてください」
「スターシャはミハイル・ザイツェフごっこをするのは嫌なのよね。もう口汚いセリフはできるだけ使いたくないの」
「はい。それでもやってください」
「では……。イリーナちゃん、行くわよ。
『今日から貴様は蛆虫だ、いやそれ以下の生き物となる!』。あーたらこーたら」
「スターシャちゃん。イリーナちゃんが泡吹いてお昼寝始めちゃいました」
「それは大変だわ。こんなところでお休みになると風邪をひきますわ。ソファーに寝かせましょう。ダリアちゃん、そのヒツジさんのクッションを頭の下に敷いてさしあげましょう」
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