転生そして神になる

@mitama2222

前世

俺の人生

俺は、後藤清正35歳。


大学を出てから会社に入社、現在一人暮らし。そこから困ったこともなく普通の人生を過ごしていた。


少しふつうじゃないのは親がとても神様のことをものすごく信仰しており、子供だった俺にもその考えを叩き込んだ。


俺は神様を信じ様々な人に優しくしてきた、おばあちゃんが歩道橋で困っていたら必ず助けるし、ボランティア活動にはなるべく参加した。他にも友達の相談にのったり、子供のアイスを俺のズボンが食ったときにはお金をあげたりした。


こんだけいろんなことをすれば神様は必ず俺を幸せにしてくれると信じていた、10分前までは....


俺は会社から帰る途中、横断歩道で困っているおじいさんがいたのでいつもどうり助け用とした


「大丈夫ですか?なにかお困りですか?」


「あ、はい、ちょっと買いすぎて荷物が重くて渡れずに困っていたんですよ」


「それなら、僕が荷物を持ちますよ」


そして歩き始めた時、青信号にもかかわらず猛スピードでトラックが走ってきた。


俺は咄嗟におじさんを突き飛ばした。ドン!っと音が響き渡る。


「「「キャーーーーーーーーー」」」


なんだ何が起こった?俺は轢かれたのか?おじいさんは?

おじいさんの方をみる

無事でよかったと安心する。そして手をみる

あれこれは血?俺はしぬのか?俺は今までたくさんの人を助けてきたなのにこんな死に方なのか?


俺の人生はこれで終わりなのか?俺は今まで自分より他人を優先してきた。


自分は我慢して他の人が喜ぶようにしてきた、それは幸せって言うのか?

その時俺は気づいた神がいるならなんで今まで我慢してきた俺が死ぬんだ?これから幸せになるんじゃないのか?ふざけるな!孤独で死ぬのか...おれは。神なんてくそ食らえ

目の前が暗くなり始める。


(いやだ、死にたくない、死にたく...な.....い)


そこで俺の後藤清正の人生は幕を閉じる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る