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    文章はこの手の怪異譚らしいサイコっぽい雰囲気が出ているし、流れもいいと思います。ただ、これだと主人公が一方的に自己の妄想に囚われただけのように読めます。あるいは、ラジオの声までは本物の怪異だとして、その声に踊らされただけというか。
    すべて自分の内側の妄想なら、検索でヒットした情報はなんだったのか。そもそもそれだけの妄想を抱えてしまった事情は何なのか。また、ラジオの声が本物の怪異だったのなら、いったい何が目的だったのか。主人公の家庭に仇をなした理由はなにか。などなど、色々すっきりしないことが複数残ります。
    設定をもう一枚深く作り込んで、しっかり筋が通る闇の要素が隠れていたりしたら、なかなかのホラー掌編になり得たと思うのですが……。
    最低限の修正量で話を今少し通った形にするなら、「取り憑いたのは母親でなく、主人公の中だった」とかの形にするか、ですね。これとてツッコミどころは残るんですが、不条理ホラーの体裁は整うと思います(実はそう書いたつもり、という話でしたら、今少しそこがはっきり読み取れるよう、何箇所かいじってみたらだいぶん印象変わります)。