第191話 ブチアゲ⤴トランス

鬼化オーガしたナニアはスキルを発動し、ミチミチィと音を立て身体をパンプアップさせ、続けざまにからの派生技の!!!!を使い炎を纏った右ストレートをブルーノに見舞ったのであった!!


「まだまだイクぜぇ⤴次は絶叫スクリーム!!」

大きく口を開けたナニアから大絶叫とともに風刃がブルーノを襲い、その身体を斬り刻んだ!!


「次わぁ~UPDOWN!!」

反撃に出ようとしたブルーノをデバフの嵐が襲い動きが鈍る。対するナニアはブルーノがかかったデバフの分だけバフがかかり攻撃力や俊敏さがUPし、次々とブルーノを追い詰めるのであった!!


「からのぉ~停滞ステイ!!」

ただでさえデバフで動きが鈍くなったブルーノを停滞の魔法で強制的に縫い付けた!

「う・うごけんっ!!」


「さらにさらにぃ~☆!!」

無数の圧縮されたイカズチを纏った礫がブルーノを襲う!!

ドドドドドドドドドドド!!!!!

「ぬわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


「まだまだぁ~破堕ハァ~ダァ~!!!」

両手を組みそこにありったけの気を集中させ弱っているブルーノの脳天をカチ割るように叩きつけた!!

ズドォン!!!


「ノッてきたぜぁ!!クリムゾンちゃん最大出力でイクよ~!!!!!1・2・3・4・5・6前進するのが大事よぉ~♪」

その歌に合わせてナニアのクリムゾンの爪1つ1つに火・水・土・風・毒の5属性が纏わされ、最後の6で拳全体に雷属性が纏わされた!!

「イケェ!!!!」


光すら置き去りにしたんじゃないかという速さで放たれた、その拳はブルーノの顔面を捉えた。そして雷が全身を駆け巡り、それに乗じるように5つの属性もまた全身を駆け巡りブルーノに破滅的なダメージを与えたのであった!!


「ブルァァァァァァ!」

断末魔に近い声をあげプスプスと煙を上げながら膝をつくブルーノ。


「うっし!シあげイクよぉ~!!!」

拳全体に超圧縮した水属性を、拳から腕にかけては竜巻のようにうねる風属性を、それを支える身体全体には土属性を、足先には爆発的な瞬発力を発するための雷属性をそれぞれの部位に纏わせナニアは乱打した!!


ブルーノは咄嗟にガードしたが、そんなガードを強引にこじ開け乱打はナニアの魔力が果てるまで続き、乱打が終わるころにはブルーノがいる場所だけ残し範囲30メートルが消し飛んでいた。


「ふぅ~!ちかれたぁ~!!あーしもう気も魔力もスッカラカンだわぁ~肉喰いてぇ!!」


砂煙が晴れた頃、あらわになったのは、もはや肉塊と呼んでも差し支えなさそうなほどボロボロにされ虫の息になっているブルーノであった。


「・・・ざ・・・・・・な・・・」

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