第181話 南の国を護る者たち
銀級パーティのシモネディアのリーダーであるパシモが指示をだす!
「レテ!ジョルジョさんとダンテさんにバフを!ミレーは風魔法で直線上のモンスターを吹き飛ばせ!ゴッツは大盾で本丸まで突進だ!!俺は露払いをする!!」
「「「おう!!!」」」
レテは両手を広げ叫ぶ「鉄壁の守りを『プロテクション』!!溢れんばかりの力を与えたまえ『ゴーリキー』!!」
ミレーは杖を掲げ唱えた「疾風怒濤!爆風!激風!風よ全てを吹き飛ばせ!『キャノンウィンズ』!!」
ゴッツは大盾を構え走り出す!「グモモォォッォォォォォ!!!」
パシモは射線上の打ち漏らしを倒していく!!
ガナンは祈った。「神アルマよ我に癒しの力を与え給え。その癒しをもって彼の者たちを癒し給え!『ヒールレイン』!」
ケンブリッツは疾駆しモンスターを蹴散らした!
「「「「「「今です!!」」」」」」
「うおぉぉぉ!!王宮剣術奥義『流麗剣』!!!」
「うおりゃゃゃゃゃゃ!!『悪鬼絶戒!!!」』
ジョルジョの『流麗剣』が宙に浮くスネイルの右手を細切れにした!
ダンテの『悪鬼絶戒』が血濡れた手紙を叩き潰し消滅させた!!
会頭室が沈黙に包まれる。
ジョルジョとダンテは周囲を警戒した。
しかし、モンスターが新たに生れ落ちることはなかった。
「「ふうぅ~終わりました(ねぇ)!!」」
さすがに疲れたと座り込む2人。
2人が倒したモンスターその数500匹!!
「お疲れ様です。団長!ダンテ様!あとは我々にお任せください!」
そう言ってケンブリッツ副団長たちは召喚済みで暴れているモンスターの制圧に向かった。
戦場のど真ん中であったが、ジョルジョとダンテはケンブリッツ副団長たちのその言葉を聞いた瞬間に電源が切れたように、背中合わせに座り込み眠りに落ちた。
その後は近衛騎士団20名、悪魔祓い15名、冒険者68名が共闘しライオネル商会の敷地からモンスターを出させることなく押し込みせん滅していった。
そうして、サンサンプトンの街に突如として起こった
後にこれを『奇跡の夜明け』と呼ぶようになった。
そして、この騒動の後、ライオネルは教会に立っていた。
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