第163話 聖印の役割

マリサの行方を気にした俺たちの疑問に南の国の聖女が口を開いた。


「それについてはが説明してやるよ!お前たち。お前たちがココに来るときマリサが何か持っていたの知っているか?」


「持ってたもん?ナニそれ?なんか持ってたっけぇ?レイっちわかる?」

「あぁわかるよ。首からかけてた小さな壷みたいなヤツだろ?」


「そうだ。よく見てるじゃねぇか!さすがは、おっぱい大好き人間だなぁ~胸元ばっかみてやがるwww」

「レイっちぃ~!!」

「ちっちがっ!」

「嘘だ嘘だwww本当に面白いなお前たちは!からかいがいがある!!」

「むぅぅぅ!!」


「悪い悪いwwwそれでな。まさにレイって言ったか?お前が言った通り、あの壷が答えだ。だ。」


「「「機密道具?」」」


「あぁ機密道具だ。要は教会内部で秘匿されている道具でな世には一切出回っていないし、なんなら国王サウスベルグ6世とかだって知らされていない。それぐらい秘匿されてる道具だ。」


「王様が知らないなんてことがあるのか?」

「フハハ!それこそオレの胸に夢中で頭ン中おっぱいしかないアイツが王様ねぇ!滑稽だ!!ついでにな俺に骨抜きにされてるダリアも知らんぞ。」

「「えぇ~やっぱりあの国王夫婦ダメダメなのぉ~」」

「えぇ!王様も王妃様もそんな感じの人だったの!私がお城であった時は気さくな厳格者だと思ったのにぃ~!!」


「アイツ等が国を治めてられるのは、親父のサウスベルグ5世がいるからだな。ちなみにアイツは、あの壷の存在を知っている。あとはアイツだ、教皇のキモブ=タオッサンだな。この国でオレとマリサ以外に存在を知ってるのは。」


「「サウスベルグ5世は納得だけど、あの変態教皇も知ってたとは・・・」」

「まぁ変態はその通りだが、あれでも南の国の教会『聖プロギシア教会』のトップだからな一応。」


「で、機密道具ってのは何なんだ?」


「あぁ。あれはな実はもう1つ対になっている壷がある。それを持っている者と、魔道具だ。」


「そんな規格外な魔道具が存在するのか!?」


「現にオレがココにいるだろう?ココは『忘却の王墓』最深部地下10階『王墓』だ。」


「「「え!?地下10階!俺(あーし)(私)たち地下4階の隠し部屋にいたハズじゃ!!」」」


「オレが壷を通してマリサからのSOSを受け入れ替わった時は爆発に巻き込まれて地下へ真っ逆さまの時だったぜ?」


「そんな状態のときに入れ替わって大丈夫だったんですか?」


「壷の中からな何となく状況は把握してたからな。あぁこの壷な中を覗くと対になっている、もう一方の様子も見れるんだ。マリサは来るなって言ってたけどよ、あのままだと全滅だったろうから強制的に変わってやった!今頃マリサは変態教皇のイチモツ踏み潰してる頃だぜwww」



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一方、『聖プロギシア教会』


「はぁはぁも、もう、イ、イ、逝ってしまうぅ!!聖女たん焦らさないでギュってしてぇ~!!!」


ヴォン!!

突如として聖女とマリサが入れ替わる。


聖女とマリサが入れ替わったことに気が付かずに、喘ぐ教皇。


「・・・こちらは死にかけているってのに、このドグサレ変態教皇がっ!!」

「あぁ!あぁ!イってしまうよ~聖女た・・・あ?あれ?シシシシシスターマリサ!!!なんで君がっ!!」

「ウルサイ!お望み通り潰してやるよ!!」


大きく足を振り上げたマリサは踵落としの要領で教皇が聖女に所望していた箇所へ足を振り降ろした!!


「ちょ!マリサ!やめぇ・・・『ドグチャリ!!』・・・あpぎbjsdヒィィ!イグゥゥゥ!!」


教皇は絶叫しながら色んな意味で果てた。


「聖女様どうか・・・」

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