第145話 教皇と聖女①

※本話は若干過激な表現が御座いますので、不快に思われる方は読み飛ばしてください。


シスターについて『祈祷の間』まで行くと、『祈祷の間』から、助けを呼ぶ呻き声が漏れてきた!!


「・・・んん゛・・・おたっおだずけをっ・・・あ゛あぁあ゛っ・・・も゛もう゛ダメぢゃっ・・・お゛だずけを・・・ご慈悲を聖女たまぁぁぁ・・・」


「レイっち!!」「ナニア!!」

俺とナニアは顔を見合わせ勢いよく扉を開け教皇の救出に向かった!!


そこには衝撃の光景が広がっていた!!




そこには豪奢な格好をした教皇と思わしきデップリとしたオジサンが地べたに仰向けに寝転がり、椅子に座って邪悪な笑みを浮かべる絶世の美女にで踏まれ、恍惚の表情で快楽に溺れ喜びの声をあげていたからだ!!


聖女様と思わしき邪悪な笑みを浮かべる絶世の美女は俺たち3人に気が付きながら、更に邪悪な笑みを浮かべながら言った。

「オラ!薄汚いオーク野郎!全ての穢れを吐き出せっ!!吐き出したいんだろっ!!早くしないと召してやらねぇぞ!!逝っちまえよ!オラ!オラ!イっちまえって!!」


俺たちに気が付いていない教皇は叫んだ!

「・・・あぁ゛私は薄汚いオークでつ・・・おたっおだずけをっ・・・あ゛あぁあ゛っ・・・も゛もう゛~聖女たまぁぁぁ・・・」


(腹黒)シスターはドス黒い笑顔で言った。

「(クソ)教皇様♪聖者様♡中央国家ダッカーノ王国からの使者レイ様とナニア様がお見えですぅ~♪きゃっwww何かお取込み中でしたかっ(キモブタ野郎)www」


俺たちに初めて気が付いた教皇は叫んだっ!!

「なっ!!」

そして、目にもともらぬ速さで起き上がり身なりを整え倒れていた椅子を起き上がらせ、そこに偉そうに座り、何事もなかったかのように話し始めた!!

「何事じゃ。シスターマリサ!今、儂は聖女様と神アルマへ向けた大事な大事な祈祷の最中だぞ!(え?今の見られた?見られてないよね?ギリギリセーフだったよね?儂、扉開いた瞬間に起き上がったから見られてないよね?セーフだよね?)」


「(全部見たわよwwwクソジジイ!!地獄へ召されろこのキモキモオーク野郎!!)大事なの最中に申し訳ありません。なにせ火急の用でしたので。先ほども申し上げましたが、中央国家ダッカーノ王国からの使者様がナン=ダッカーノ国王様と我らがサウスベルグ5世様からの書状を持って参られましたので、一刻も早く教皇様へお伝えしなければならぬと思い、祈祷中であるのは存じておりましたが、入室させていただきました。聖者様にも兼ねてより緊急時には『の間』での中であっても入室する様に御受けしておりましたので。あら?教皇様!なにかお身体がビクンビクン震えてらっしゃいますが、お加減わるいのですか?」


「んぐふぅ、な、なんでもにゃい!ちゃいそ・・・気持ち良・・・ではなく、神アルマに祈祷を全身全霊であげておったから、息が切れておるだけじゃ。案ずるでない。レイとナニアと言ったか。書状の確認もしたい。それからオヌシ達からの話もきちんと聞く故、30分後に『真理の間』まで来るがいい。(早く身体を余韻で、清めねば)」


「ふふふ。それじゃあ後でねカワイイ子羊ちゃん♡」

そう俺たち?いやナニア?を見て言いながら聖女様は『祈祷の間』から出ていった。

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