腹いっぱい食べたら最強
空山羊
プロローグ
第1話 死んでしまうとはなにごとぢゃ(笑)
俺の名前は
この道20年!?目前のバリバリの営業マン(独身)です!
何で自己紹介してるかって?
どうやらさぁ俺死んじゃったみたいなんだよね~
んで、どうやら神様的にもイレギュラーだったみたいで、今、面接受けてます(笑)
神様A「君さぁ~不慮の事故っていうか、本当に神々でも予想し得ないイレギュラーで、死んでしまったけれど実際のところどうなの?」
「はい。じ、じぶ、じぶん…私としましては驚いてます。」
神様A「だよねーそりゃ驚くよね神ですら予想し得なかったんだから」
「い、いえ!違うんです。まさか、毎朝見ていた占いがここまで当たるとは信じられず、驚いたんです!」
神様A「ん?どういうこと?君が死ぬことでも予知されていたのかい?」
「実は、リンリンTVっていう毎朝見ているニュース番組で、カーラちゃんっていうお天気お姉さんが、天気予報と一緒に占いをやるんですが、天気は外れるのに、占いは嘘のように当たるんですよ。それで今日は最下位で『人生最大級にツイてない日。下手したら死んでしまうかも。でも、大丈夫。ラッキーアイテムは黄色い蝶々』って、感じで予言されてました。なので、驚いてます。」
神様A「リンリンTVのカーラちゃん?なんだそれ?視てみよう。う~ん。はっ!これはっ!そういうことか!」
「え?なんですか?どうしたんですか?」
神様A「神託だったよ。その占い。君が観ていたカーラちゃんって、女の子は実は運命神カーラ様。運命を司る神で、君はちょっと弄ばれたみたい。多分、君にだけ内容変えて神託出してる」
『せっいかいでぇーす!!』
「「え?」」
パリーンっという、音が鳴り響き、白い霧がかかったような空間を壊して誰かが入ってきた。
「よく正解に辿り着いたねぇ~ミベル。よくできました!っというよりも、レイ君が私のことを覚えていたからかしら?」
神様A改め裁量神ミベル「!!!!カーラ様!なぜこの様な場に!」
運命神カーラ「ちょっとねぇレイ君が気になってね。レイよ!死んでしまうとはなにごとぢゃ(笑)」
「(何かいきなり某有名ゲームのセリフぶっこんできた!!)あっいや、その、はい。死んでしまいました。まさか、あんなにも世の中が自分を殺しに来るとは思わなかったので。」
実際凄かった。いきなりマンホールがふっとんできて、直撃したと思ったら、後ろから猛スピードで走ってきた車に轢かれ吹っ飛ばされ、その先には切れた電線があり、電気ショックを受け、ダメ押しに隕石が脳天に直撃した。
トラウマなんてレベルじゃない。
裁量神ミベル「ッッッ!!!そんなオーバーキルあっていいんですか!」
運命神カーラ「だって、しょうがないじゃ~ん!それが、可愛い可愛いこの子の運命だったんだから。まぁイジったの私だけど。テヘッ☆」
テヘッ☆ぢゃねぇ~よ~。でも、生カーラちゃんメッチャ可愛い!!
運命神カーラ「レイ君また私のこと可愛いって思ったでしょ!もぅそういうところが、可愛すぎてついつい運命操作しちゃったのよね☆」
裁量神ミベル「ダメですよ!そんな気紛れに運命変えちゃ!そのせいで神会(神様たちの会議)大変なことになってたんですから!」
運命神カーラ「まぁまぁそんな怒りなさんな。」
ゴホンッ!
運命神カーラ「して、レイよ。貴様に1つだけ確認したいことがある。貴様は今日、ラッキーアイテムの黄色い蝶々を見たか?神の前で嘘偽りは通らぬ。心して答えよ。」
「そんな急に威厳たっぷりで言われても。う~ん。今日は見ていない、、、いや、隕石を喰らって事切れる寸前に縁石の所にモンキチョウがいたのを見た!見ました!」
運命神カーラ「左様か。あの状況で、見ておったか。あいわかった。貴様は生き返らせてやる。見事なり。」
裁量神ミベル「いやちょっと、そんな勝手に決められても困ります!そもそも、あんな死にかたしちゃったのを生放送で映して、世界中にトラウマ与えたのに、これで生きてましたってなったら、彼の人生それこそ、終わりですよ。」
運命神カーラ「ぬぅそうか。生中継は余計じゃったか。だが、妾の試練に打ち勝ったのも事実じゃ。う~ん、、、そうじゃ!異世界へ送ればいい。それがいい!」
裁量神ミベル「だから、勝手に決めないでくださいよ!でも、それが一番いいですね。それじゃあ送っちゃいますか!レイよ。裁量を下す。貴様は異世界送りとする。」
「え?えぇ!なんですかそれ!」
運命神カーラ「かっかっかっ!頑張るが良い。迷惑かけたからのサービスで転生させてやるぞ。今世では悔いが多かったんぢゃろ?彼女いない歴=年齢だしな(笑)ゼロからやり直してみろ。貴様らの世界でいう『剣と魔法の世界』ぢゃ。まぁ気を抜いたらすぐに死ぬから心して励め。死ぬ気で生きて妾のようなカワイ娘ちゃんと結ばれるがいいぞっ♪」
運命神カーラ「それでは今日も元気に逝ってらっしゃい♡」
「なんで、リンリンTVのエンディング~」
なんで、リンリンTVのエンディング~!
そうして俺は新たな世界に転生するのであった。
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