腹いっぱい食べたら最強

空山羊

プロローグ

第1話 死んでしまうとはなにごとぢゃ(笑)

俺の名前は下屋シモヤ レイ38歳!


この道20年!?目前のバリバリの営業マン(独身)です!


何で自己紹介してるかって?


どうやらさぁ俺死んじゃったみたいなんだよね~


んで、どうやら神様的にもイレギュラーだったみたいで、今、面接受けてます(笑)




神様A「君さぁ~不慮の事故っていうか、本当に神々でも予想し得ないイレギュラーで、死んでしまったけれど実際のところどうなの?」


「はい。じ、じぶ、じぶん…私としましては驚いてます。」


神様A「だよねーそりゃ驚くよね神ですら予想し得なかったんだから」


「い、いえ!違うんです。まさか、毎朝見ていた占いがここまで当たるとは信じられず、驚いたんです!」


神様A「ん?どういうこと?君が死ぬことでも予知されていたのかい?」


「実は、リンリンTVっていう毎朝見ているニュース番組で、カーラちゃんっていうお天気お姉さんが、天気予報と一緒に占いをやるんですが、天気は外れるのに、占いは嘘のように当たるんですよ。それで今日は最下位で『人生最大級にツイてない日。下手したら死んでしまうかも。でも、大丈夫。』って、感じで予言されてました。なので、驚いてます。」


神様A「リンリンTVのカーラちゃん?なんだそれ?視てみよう。う~ん。はっ!これはっ!そういうことか!」


「え?なんですか?どうしたんですか?」


神様A「神託だったよ。その占い。君が観ていたカーラちゃんって、女の子は実は運命神カーラ様。運命を司る神で、君はちょっと弄ばれたみたい。多分、君にだけ内容変えて神託出してる」




『せっいかいでぇーす!!』


「「え?」」


パリーンっという、音が鳴り響き、白い霧がかかったような空間を壊して誰かが入ってきた。


「よく正解に辿り着いたねぇ~ミベル。よくできました!っというよりも、レイ君が私のことを覚えていたからかしら?」


神様A改め裁量神ミベル「!!!!カーラ様!なぜこの様な場に!」


運命神カーラ「ちょっとねぇレイ君が気になってね。レイよ!死んでしまうとはなにごとぢゃ(笑)」


「(何かいきなり某有名ゲームのセリフぶっこんできた!!)あっいや、その、はい。死んでしまいました。まさか、あんなにも世の中が自分を殺しに来るとは思わなかったので。」


実際凄かった。いきなりマンホールがふっとんできて、直撃したと思ったら、後ろから猛スピードで走ってきた車に轢かれ吹っ飛ばされ、その先には切れた電線があり、電気ショックを受け、ダメ押しに隕石が脳天に直撃した。

トラウマなんてレベルじゃない。


裁量神ミベル「ッッッ!!!そんなオーバーキルあっていいんですか!」


運命神カーラ「だって、しょうがないじゃ~ん!それが、可愛い可愛いこの子の運命だったんだから。まぁイジったの私だけど。テヘッ☆」


テヘッ☆ぢゃねぇ~よ~。でも、生カーラちゃんメッチャ可愛い!!


運命神カーラ「レイ君また私のこと可愛いって思ったでしょ!もぅそういうところが、可愛すぎてついつい運命操作しちゃったのよね☆」


裁量神ミベル「ダメですよ!そんな気紛れに運命変えちゃ!そのせいで神会(神様たちの会議)大変なことになってたんですから!」


運命神カーラ「まぁまぁそんな怒りなさんな。」

ゴホンッ!

運命神カーラ「して、レイよ。貴様に1つだけ確認したいことがある。貴様は今日、ラッキーアイテムのを見たか?神の前で嘘偽りは通らぬ。心して答えよ。」


「そんな急に威厳たっぷりで言われても。う~ん。今日は見ていない、、、いや、隕石を喰らって事切れる寸前に縁石の所にがいたのを見た!見ました!」


運命神カーラ「左様か。あの状況で、見ておったか。あいわかった。貴様は生き返らせてやる。見事なり。」


裁量神ミベル「いやちょっと、そんな勝手に決められても困ります!そもそも、あんな死にかたしちゃったのを生放送で映して、世界中にトラウマ与えたのに、これで生きてましたってなったら、彼の人生それこそ、終わりですよ。」


運命神カーラ「ぬぅそうか。生中継は余計じゃったか。だが、妾の試練に打ち勝ったのも事実じゃ。う~ん、、、そうじゃ!異世界へ送ればいい。それがいい!」


裁量神ミベル「だから、勝手に決めないでくださいよ!でも、それが一番いいですね。それじゃあ送っちゃいますか!レイよ。裁量を下す。貴様は異世界送りとする。」


「え?えぇ!なんですかそれ!」


運命神カーラ「かっかっかっ!頑張るが良い。迷惑かけたからのサービスで転生させてやるぞ。今世では悔いが多かったんぢゃろ?彼女いない歴=年齢だしな(笑)ゼロからやり直してみろ。貴様らの世界でいう『剣と魔法の世界』ぢゃ。まぁ気を抜いたらすぐに死ぬから心して励め。死ぬ気で生きて妾のようなカワイ娘ちゃんと結ばれるがいいぞっ♪」




運命神カーラ「それでは今日も元気に逝ってらっしゃい♡」




「なんで、リンリンTVのエンディング~」




なんで、リンリンTVのエンディング~!


そうして俺は新たな世界に転生するのであった。

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