魔法1〜粉砕!愛の魔法少女爆☆誕(後編)〜

「父さん!アナタは…最低な人間だあっ!母さんは最期まで父さんの名前を…ずっとずっと……それなのに、それなのになんで母さんの側にいてくれなかったんだ!アンタは家族を愛していない最低な父親だ!愛のない機械のような男だ!オレたちを、…母さんを不幸にした悪魔だあッ!!」


「違うんだ…マサヨシ、ワシは、ワシは…うわぁあああああああああああッ!!……はあッ!?…はぁはぁはぁ、…夢か。また『あの時の夢』を見てしまったな…」


彼の名は不動正宗(ふどうまさむね)。

大手企業「不動グループ」の元社長である。現在は社長の座を息子の正義(まさよ

し)に譲り、刺激こそ無いが平凡で自由な老後を送っていた。

若い頃は「アツい闘志」と「燃える正義感」を武器に、ただ我が道を突き進んだ。そんな硬派な生き方を貫いていた彼も、高校生の時に運命的な出会いを果たした。それは学校のマドンナである愛美(まなみ)との出会いだった。

ある日、彼女がタチの悪い不良の集団に絡まれていた現場に偶然居合わせた彼が、その圧倒的な武力を持ってして不良たちを制圧。これをキッカケにふたりの交際はスタートした。そして愛を深めた彼らは後に結婚し、ふたりの間には子供も出来た。その後マサムネは父の会社を継ぎ社長になった。だがこの頃からマサムネの仕事に追われる多忙な日々が始まった。もともと身体があまり強くなかったマナミであったが、彼女はそんな愛する夫を献身的に支え続けた。

そんなある日、彼女は突然倒れ病院に緊急搬送された。医者の懸命な治療もむなしく、彼女はそのまま帰らぬ人となってしまったのだ。この愛するマナミの死を機に、元々ギクシャクしていた子供たちとの関係が悪化し、彼は心に消えない大きなキズを負うこととなった。そして現在、愛する妻を失い子供たちとも疎遠となり、文字通り孤独の身となった彼に残された唯一の楽しみといったら、毎週気まぐれで遊びに来てくれる孫娘の夢美との交流だけだった。


「はぁユメちゃん、遊びに来ないかな〜…特にやることもなくて退屈だな。散歩でもするかぁ」


そう呟くとマサムネは外出の支度を済ませ、外に出た。


「……近所の公園でのんびり過ごすかな…」


彼は自販機で缶コーヒーを買うと近所の公園へと向かった。


「到着、さてと…」


彼は公園のベンチに腰を下ろすと買ったコーヒーを飲みながら物思いに耽った。

この公園の名は「愛ラブ公園」と言い、彼にとって「たくさんの思い出のある大切な公園」だった。愛する妻との出会いの場所、家族で多くのステキな思い出を作った場所、他にも他にも……幸せだった頃の思い出がいっぱい眠る場所だった…。ふと目から伝ってくるアツいモノが、…涙であった。


「い、いかんな、歳のせいかな…最近どうも涙脆くなってしまったな。…さて、そろそろ帰るとするか…」


その時である!突然傷だらけの少女が公園内に走りこんできた。


「はぁはぁはぁ…ううう、ボクも本当についてないよ…地上に降りてすぐに『堕天使』に見つかるだなんて。このままじゃ『大切な使命』を果たす前に殺されちゃう……」


「おいおい、お嬢ちゃん!ひどいケガじゃないか!大丈夫かい?」


マサムネは急いで傷だらけの少女の元へ向かう。その少女は変わった風体をしていた。歳が孫娘のユメちゃんと同じくらいに見えるその少女は、頭に輪っかを乗せ、背中から白い小さな羽が生えていた。


(まるで天使のような姿をした娘だな…)


するとその天使のような姿をした少女は、彼に向かって叫んだ。


「お、おじいちゃん!急いでボクから離れて…このままじゃ、おじいちゃんも巻き込んじゃうよ……」


「いやいや、事情は知らんがひどいケガじゃないか!今からワシと病院に行こう」


「ダメよ!いいからはやく逃げて…」


その時公園中に邪悪な笑い声が響きわたる。


「ひゃーはっはっはっはーーーーー!!!」


「ううう、追いつかれちゃった…」


マサムネが声のした方を見ると、そこには背中から黒い大きな翼を生やした変わった風体の男がいた。


(また妙な姿をした人間が…今日は変な一日だな…)


するとその男は語りだした。


「ラブリエル〜この堕天使最強のオレさまから、堕天使『ザコエル』様の追跡から逃れられると本気で思っていたのか?まあ安心しろ!このオレさまがむちゃくちゃに凌辱して心を壊してやる!そんでその後は、『奴隷』として末長く可愛いがってヤるよ〜〜〜ひひひ!だから殺しはしね〜!いや〜慈悲深いねぇ〜〜〜オレさまは♪」


「…殺された方がまし……ボクは天使としての誇りがある!さぁヤレるもんならやってみ……ふええ、やっぱりムリ〜こわいよぉおお!誰か、たすけて〜〜〜っ!!」


「助けなんて誰も来ねぇぜ〜さぁおとなしくオレさまと来い!…んっ?おい人間!そこを退け!キサマ、下等生物の分際で、虫ケラの分際で、この堕天使最強のオレさまに歯向かうつもりか〜?」


「おい…キサマ、大の大人がか弱い少女相手に恥ずかしく思わないのか?…今すぐ失せろ、そうすれば見逃してやる…」


「なーに?『見逃してやるだと』…?このオレさまに対して、……下等生物がああああああッ!舐めやがって!!八つ裂きにしてやるぞぉおおオオオオオオオッ!!!」


堕天使ザコエルは本性を表し、その鋭い爪でマサムネに襲いかかった!


「…やれやれ、口で言っても分からんようだな…ならば『拳で分からせる』までだぁっ!!」


(どごーーーーーん)


堕天使ザコエルの顔面にマサムネの強烈な拳が炸裂した。


「ぐぎゃああああアアアアアアアアアアアアッ!!…!?……!?!?ば、馬鹿なぁあああ…なんだこのスゴいパワーの一撃は、キサマ、キサマは本当に人間なのか……?」


「ああ人間だとも…家族と筋トレを愛する『ただの』年寄りだ……」


「うっそ…おじいちゃん、ちょー強いじゃん!!」


「ぬおおお、ありえんんッ!こんなことあってはならんんんッ!!」


「さっきまでの威勢はどうした?来ないなら今度はこちらからいくぞぉ!」


マサムネは堕天使ザコエルに激しい拳のラッシュを浴びせる。その繰り出される拳一撃一撃の威力は凄まじく、ガードはまるで意味をなさなかった。


「ぐおおおおおおおおッ!おのれぇええええ!ならばこれならどうだぁああアアアアアッ!!!」


堕天使ザコエルは、空高く飛び上がると両腕を高く掲げ魔力を蓄積させ始める。すると巨大なエネルギーの玉が形成されていく。


「ひゃーはっはっはっはっはっはっはー!!!そのふざけた名前の公園もろとも粉々に消し飛べエエエエエエエエイッ!!ひゃーはーーーっぶっこわれろよおぉおおおおオオオオオオオオッ!!!!!」


(ぬうっ!?アレを食らっても耐える自信はある…だがこのままでは大切な公園が…いや、それだけではない!お嬢ちゃんや近隣の住民にまで被害が……何としても被害を出さぬよう全力で受け切らねば!!……マナミ、ワシに力を貸してくれえ!!!)


その時ラブリエルは、マサムネから強烈な「愛」のエネルギーを感じ取った!!

今こそ使命を果たす時!…もう常識に囚われている場合ではないのだ!

「魔法少女に変身するのは『少女』でなくてはならないと誰が決めた!!」

いま自分の目の前には愛の炎を燃やし、たくさんの人命を救おうと勇敢に戦っているひとりの老人がいる!この老人、なんて愛に溢れた人間なのだろう!壊すのだ、…今こそ「魔法少女の常識」をぶっこわすのだぁああああッ!!!!!


「…おじいちゃん、名前は?」


「こんな時に…、ワシの名前はマサムネだ…」


「じゃあマサムネ、ボクと契約して魔法少女になってよ!」


「魔法少女だと!?馬鹿な…、そもそも少女ですらないワシがそんな…」


「お願いマサムネ!!このままだと世界が危ないの!何もかもヤツらに壊されちゃう!堕天使たちに何もかも!マサムネの大切な人たちだって!大切な思い出の場所だって!誰よりも愛に溢れた人間のアナタにしか頼めないことなの………ッ!!!!!」


「ワシが愛に溢れているだと…そんな、ワシは愛する妻の死に目にも、…そのせいで息子や娘たちからも……」


「マサムネ!お願い思い出して!昔のアナタを!本当の自分自身をっ!!」


「ワシは…ワシは……」



マサムネが目を閉じると昔の記憶が走馬灯のように流れて来た。


「びっくりした〜!ウワサどおり本当に強いんだねぇ〜キミは♪あっ!危ないところ助けてくれてありがと!ワタシは藍染愛美(あいぜんまなみ)よ!よろしくね!マサムネくん♪」


「勘違いするな…オレの『憩いの場所であるこの公園』で、ヤツらがギャーギャーうるさかったから、ムカついて全員叩きつぶしてやったのさ。…じゃあな」


「コラコラ〜!ちゃんとお礼くらいさせなさーい!!」


「おいアマ!馴れ馴れしいぞ!気安くオレにしがみつくんじゃねえっ!!」


「お〜!照れてるな〜おぬし!いま『マナちゃんレーダー』が、キミから愛の感情と動揺を感知したぞ〜〜〜!!」


「…ッ!勝手にしろ……」


(マナミ…君はあの頃のワシに、はじめて愛という素晴らしいモノを教えてくれたね…)


「マサムネくん、この公園でもう何回デートしたか分からないねぇ♪…?どうしたの?何か緊張してな〜い?」


「えええ、ああ…あのな〜、そのな!何というか…その…オレと…オレとですね……ごにょごにょ…」


「……もう〜!男ならビシッと言いなさ〜い!!…マナちゃんレーダーは、もう感知しちゃってるぞ……『とびっきりのアナタからの愛』を…ね……」


「…!!……マナミ、マナミさ〜ん!オレと、…このオレと結婚してくださ〜〜〜い!絶対にアナタを守ります!アナタを幸せにします!!アナタを生涯愛すると誓います………ッ!!!!!」


「!!…はい………ッ!喜んで、マサムネくんッ!!!!!」


(マナミ!…マナミ……ッ!!)


「ねえ、マサムネくん。ワタシ、すごく幸せよ…アナタのおかげでかわいいマサヨシとナデシコにも出会うことが出来たわ…。ワタシを……ワタシを愛してくれて、ありがとう……愛してるわ…………」


(……!!!)


「ワシも愛しているよマナミ……ワシは…愛しているんだあ……ッ!今までだって、これからだってずっと変わらない!ワシは家族を愛しているんだぁああああああああああああああああッ!!!!!!!!」


「マサムネ〜ッ!アナタの力をボクに貸してえええええ!!」


「ああ!やるぞラブリエル!ワシは…魔法少女に……なるッ!!」


「よし契約完了!マサムネ!『アナタの大切にしているモノ』ボクに渡して!!」


「大切にしているモノ、か…マナミの大事にしていた『形見のコンパクト』なら、今も大切に持ち歩いてはいるが…」


「よし!それに決定!ちょっと借りるわね!…いくよ〜!はあああああッ!ラブ♡注入〜〜〜ッ!!」


この瞬間、ボロボロだった愛するマナミの形見のコンパクトが、怪しくピンクの輝きを放つ!そして可愛いデザインにリファインされたピカピカの「ラブリエルコンパクト」が誕生した!!


「ああ…マナミの形見のコンパクトが~……」


「さぁマサムネ!一緒に「めいいっぱいの愛を込めて」叫ぶわよぉッ!!」


「ううう、…心得た!!」


『メタモリアルクロォオオオオオオオス・オン!!!!!』


説明しよう!「メタモリアルクロス・オン」の掛け声により、ラブリエルコンパクトが起動。マサムネとラブリエルそしてコンパクトの中に記録された「マジリアルアバター」が溶け合いひとつとなることで「愛の魔法少女」が誕生するのである!!


「なあっ!?なんだとぉおおおおオオオオオオオオ!?ま、眩しい!なんでヤツはピンク色に輝いているのだぁああああアアアアアアアア!!!何の光!?」


すると怪しいピンクの光の中からピンク色に輝くひとりの少女が現れた。


「お、おのれぇええエエエエエイ!キサマ〜何者だぁあああアアアアアア!?」


「フフフ…、愛を求め、愛に生き、愛を貫く…人呼んで博愛の使者……『愛天使☆ラブリアルマサミー』爆☆誕!!!!!」


「な、なぁあにいいイイイイイイっ!?『愛天使☆ラブリアルマサミー』だとおおおおオオオオオオッ!?…まさかこれが天使たちの決戦秘密兵器『魔法少女』なのか?」


「…これが本当にボクなの?…アレ?何か喋り方や声までおかしいな……まぁいいや、今はアイツをボッコボコにしてやらないとね〜!」


「魔法少女が何だと言うのだあああああアアアアアッ!消えてなくなれ!必殺ぅッ!エターナルザコリクショオオオオオオオオン!!」


堕天使ザコエルは、先程形成した巨大なエネルギーの玉を勢いよくマサミーに向けて投げつけた。しかしその玉をマサミーは、軽々と受け止めるとそのまま投げ返した。


「ぐっ!?ぐわああアアアアアアッ!!」


自らの渾身の必殺技の直撃を受け、堕天使ザコエル大きく怯んだ。


「さあ反撃の狼煙は上がった!いくぞぉおおおおオオオオオオオオッ!!!」


魔法少女となったマサムネは飛行能力を獲得。そしてさらに強化された身体能力を武器にザコエルに猛攻を仕掛ける。


「はぁああああああ!!!」


「うがああアァアアアアッ!?…パ、パワーがダンチだああ…こ、これが魔法少女の力なのかあああ〜………」


「そういえばキミさ、さっき『心を壊してやる』とか言ってたよね…?壊されるのはお前の心(ハート)のほうだぁッ!!喰らえ!堕天使愛殺(あいさつ)殲滅魔法!プリティカルラブハートォオ、ブレイカァアアアアアアッ!!!!!」


マサミーは両手でハートを作ると、それを握り潰す動作をする。そしてそれを合図に、渾身の必殺ラッシュが堕天使ザコエルに容赦なく炸裂させた。その繰り出される拳一撃一撃に強大な愛の魔法が込もっており、これが相手にヒットするごとに蓄積していくのである。さらに一撃の威力も当たるたびに上昇していき、それは正に「無慈悲なる愛の重さ」そのものであった。そして蓄積した愛の魔法が限界に達した時、愛の大爆発が起こるのだ!!


「ラブラブラブラブラブラブラブゥウウウウッ!…これがぁぁぁ、ボクの愛だぁぁあああああああああああっ!!プリティカルラブハートォッ!エクスプローーージョーーーーン!!!!!」


(ドゴオオオオオオンッ!!!!!)


「うぎゃあああアアアアアアアアアッ………ッ!!」


愛の大爆発により堕天使ザコエルは、激しく吹き飛ぶとそのまま気絶した。


「さて、コイツをどうしたモノかな…」


すると突然、空が輝き出すと同時に眩しい光に包まれひとりの美しい女性が、天より舞い降りて来た。


「お見事でした…。流石はラブリエルに選ばれし愛の魔法少女です!」


「えっと…アナタは……」


「えっ!?そんなイヤですよぉ~!美しいだなんてもうっ!!本当のことですが…」


「いや、…そんなこと一言も言ってないんだけどな…」


「あっ!ご挨拶がまだでしたね…オホン、初めましてワタシは天使長『メガミエル』と申します。今この地上は恐ろしい堕天使たちに狙われております!堕天使たちに立ち向かうには、どうしても魔法少女の力が必要不可欠なのです…どうかワタシたちに力をお貸し頂けませんか?」


「はい!そんなヤツらの好き勝手にはさせません!ボクは愛の魔法少女として、これからも堕天使と戦うつもりです!!」


「まぁ~っ!本当に心強い限りですね!…では、そこに『転がってる堕天使』を天界の『お仕置き部屋』送ってください!!送料はそちらで負担してくださいね♪」


「ええっ!?送料がかかるんですか?」


「うふふ、今のは冗談です♪専用ゲートをオープンさせるので、そこにポイっと放り込んで頂ければ結構です。あっ!お仕置き部屋内で暴れられても困るので、一応しっかりと拘束魔法でぐるぐるにしてくださいね!」


すると怪しい空間の穴が空に発生した。


「あの摩訶不思議な空間の穴は、お仕置き部屋へ直通のスペシャルなモノです!さぁ愛天使ラブリアル☆マサミー!アナタの愛の魔法少女としてのポテンシャルを最大限に引き出して、あの空間へ憎い堕天使ぶっ飛ばせ~~~ですぅ!!」


「何かさっきからノリが軽いな~。よし、いくぞぉ!堕天使愛縛(あいばく)強制転送魔法!ラブバインドォオオオオ、スローーーーーッ!!」


マサミーはピンク色の愛の糸「ラブストリリング」で堕天使ザコエルを拘束後、そのまま激しく回転し、空間の穴めがけて豪快に投げ飛ばした。

堕天使ザコエルはそのまま怪しい空間の穴とともに姿を消した。


「いっちょあがり~!!よし、変身解除しよう!メモリアルクロス・オフ!」


この瞬間、怪しいピンクの光に包まれたマサミーは変身が解除され、元のマサムネとラブリエルの姿に戻る。


「これからもおふたりの活躍に期待しております!」


「はい!メガミエルさま、この見習い天使ラブリエルにお任せください!必ずやカレと共に、この地上から堕天使を一掃して御覧にいれましょう!!ねぇマサムネ♪」


(見習いだったのか…)


「ああ!もちろんだとも!!…この戦いを通してワシは『真の愛』を見つけることが出来るかもしれないな…」



「真の愛?…な~にそれ?マサムネは今のままでも十分すぎるくらい、愛に溢れてるとボクは思うけどな~ラブラブ」


「マサムネさん、…きっと見つかりますよ!……ではワタシは今から堕天使ザコエルの尋問される姿をこの目に焼き付けて来るとしますかね♪ああ…『服従三天使』のシオキエル、シツケル、シタガエルの容赦ない『堕天使お仕置きショー』…はぁはぁはぁ、ダメぇぇぇ…楽しみ過ぎるぅ…考えただけでもうゾクゾクしちゃう…♡」


そう言い残すとメガミエルは、恍惚の笑みと共に天へと昇っていった。


「よし!ボクも一人前の天使を目指して、この使命をぜ~ったいに果たしてみせるぞぉ!えいえいお~!!ところでマサムネ、…ボクお腹空いちゃったよ~!メタモリアルクロスするとねぇ、エネルギーをいっぱい使っちゃうの~」


「…なら今から美味しいモノでも食べに行くかい?」


「きゃあ~~~!!!食べに行く~!マサムネ大好きっ!!ラブラブ♡」


「じゃあワシにしっかりとしがみついていてくれ、いくぞぉおおおおおダッシュ!ダッシュだぁああああ!!」


「ええ、ちょっ、ちょっとぉ…イヤーん!振り落とされちゃうよぉおおおお!!」


こうして愛天使ラブリアル☆マサミーと堕天使たちとの長きにわたる死闘の日々が始まるのであった…!

次回「悪滅!正義の魔法少女見☆参(前編)」につづく!!














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魔法少女☆ブレイク〜衝撃!魔法少女烈伝〜 トガクシ シノブ @kamuizan

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