相席恋愛

berry3

第1話

 僕が佐藤玲奈さとうれいなに出会ったのは、ある居酒屋に友達である、小林陸こばやしりくと一緒に飲みに行こうとした時だった。

僕は仕事が終わると、すぐに居酒屋に向かったついて席をとると陸からラインが来ていた、どうやら仕事が長引いて今日は来れないらしい、今日は陸だけではなく、陸の友達の女の子も来ると聞いていたので集合時間になるまで待つことにした。


 時間になっても彼女の姿が見えなかったので帰ろうと思い店ののれんをくぐると寒い冬なのにも関わらず1人の女の子が店の前で震えながらチラチラと当たりを見回していた。髪はロングで暗くてもわかるほど、ツヤツヤの髪だった、メイクは薄めで、子どものようなかわいさを持っていた。

こんなかわい子が何をしているのだろうと思っていた。俺はふと陸が呼んだ女の子のことが頭に浮かんだ。今日来る女の子とは一度も会ったことなくお互い顔も連絡先も知らないことに気づいた。

そこからの行動は早く、もし違う人だったらどうしょうということは考えずに女の子に話しかけていた。


 「もしかして陸の友達の方ですか?」

そうすると女の子は子犬のように嬉しそうにそうですと言ってくれた。とても優しい笑顔でこちらまで嬉しくなるそんな人だった、女の子はすぐに陸の友達だとわかると自己紹介をしてくれた、名前は佐藤玲奈というらしく名前のとうり美しくてとても礼儀の正しい女の子だった。


 その後はお店の中に入りお互い初対面で気まずい中なんとか会話を進めていった。彼女は気を使ってくれて話しやすい内容の会話を振ってくれたり、話を聞いてくれたりととても話しやすい人だった。しばらく経つとお互い酔いが回ってきた、緊張していたのか彼女はとても早いスピードでお酒を頼んでいたので無理もない、俺も緊張を隠そうと彼女と同じ量のお酒を飲んでいた。

お互い酔ってきて緊張がなくなって話の内容がどんどんと恋愛話になっていった、彼女は先月彼氏に振られたらしく、先輩の陸に相談を聞いてもらおうとしていたらしい、彼女は悲しそうに元彼の話を沢山してくれた。そうなると次は俺が恋愛の話をしないといけないのだが、あいにく人生で一回も女性とお付き合いをしたことがなく話せる内容がなかった。僕が誤魔化そうと話をしていると彼女は話題を変えてくれた、どこまでできる子なのかと話をしていくたびに感動してします。


「ライン交換しませんか‥‥?」


 彼女はラインを交換してくれたのだ、実際に女の子とラインを交換することは初めてだったのやり方がわからなかった俺を、優しく笑いながら教えてくれた。


 「誠司せいじさんっていうんですね」

確かに俺は彼女に苗字しか教えていなかった、

彼女のラインのトプ画はとても可愛く気がざっている彼女の写真だった。


 「誠司さんって呼んでいいですか?」


 彼女は俺のことをしたの名前で呼んでくれるらしく、とても嬉しかった。


俺が佐藤さんって呼んでいいですかと聞くと、玲奈って呼んでくださいと言われた、もちろん女の子のことをしたの名前で呼んだことはなく、戸惑っていたが彼女のことを玲奈って呼んでもいいと喜びから玲奈と呼ぶことにした。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る