01-07 帝龍寺 - 干支守護仏

#帝龍寺


ご本尊は胎蔵界大日如来。たぶん本堂だと思うが、干支の守り本尊である八体仏を祀る。


#干支守護仏 #守り本尊


写真の御朱印にも示されているように、子年は千手観音、丑・寅年は虚空蔵菩薩、卯年はモンジュ菩薩、辰・巳年は普賢菩薩、午年は勢至菩薩、未・申年は大日如来、酉年は不動明王、戌・亥年はアミダ如来が守り本尊。


衆知の通り、十二支は中国が発祥。仏様とは元々無関係だ。薬師十二神将と干支を結び付ける考え方は中国ですでに成立していたと何かで読んだが、干支の守り本尊は完全に日本オリジナルらしい。

何でも、高野山で結縁灌頂をして仏様とご縁を結ぶのが本来の様式だが、そんなこと誰にでもできるわけではない。もっと手っとり早く、個人的な守り本尊として信仰すべき仏様を決められるようにと、このような対応関係が考え出されたとのこと。


なお、十二支は年だけでなく月や日にも当てられる。梵字手帖によれば、生まれ年の干支だけでなく、生まれ月の干支の守り本尊からも守護を受けられるそうだ。子の月は12月で、以下同様に丑は1月、寅は2月、卯は3月、辰は4月、巳は5月、午は6月、未は7月、申は8月、酉は9月、戌は10月、亥は11月となる。例えば2008年9月生まれならば、子の年で酉の月なので千手観音と不動明王が守護仏だ。

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