リアル異世界転生めざしてゲームの知識だけで御朱印集め始めた僕がお寺で知ったインド神話を600字以内で要約してみた
大戸又 桧男
01 グループ
01-01 金剛輪寺 - 金剛界八十一尊マンダラ
#金剛輪寺
今世紀に新たに製作した金剛界八十一尊マンダラを安置する。元々寺に伝わっていたものは明治の廃仏毀釈で流出し、現在は東京の根津美術館にあるそうだ。
#金剛界八十一尊曼荼羅 #大曼荼羅
時々、1つの御朱印に五智如来や五大明王など、複数の仏様の尊名が墨書きされることがある。含まれる仏様の多さならば、写真の御朱印の大マンダラは全国で一、二を争うかもしれない。
八十一尊マンダラとあるように、総勢81尊。さらに賢劫(げんごう)千仏も描かれているので、もっと多くの仏様がいると言える。
金剛界マンダラは9つの区画に分かれると言っても、実際には中央に位置する成身会のマイナーチェンジ。登場する仏様は微妙な違いこそあれ、ほとんど変わらないのが実情だ。八十一尊マンダラはその成身会をベースに、1つのブロックだけで金剛界マンダラの全容を表現したような構成らしい。いわばダイジェスト版といったところか。
神話好きとしては外金剛部二十天に注目。十二天からイシャナ天と地天を除いた10尊や、ナラエン天、クマラ天、歓喜天などが所属する。ナラエン天はインド神話でいうヴィシュヌのこと。またクマラ天はイダ天の別名だ。
同じく二十天メンバーで猪の頭を持つ金剛面天は、教王経という経典では縛羅賀と表記されているらしい。密教大辞典によれば、梵語のヴァラーハの音写だとのこと。
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