第16話 : 誤字脱字回避だけは満点を目指しましょう

 読者の皆さんは日頃文章を書くのにワープロを使っているのでしょうか。それともスマホですか。

 いずれにせよ避けられないないのは誤変換です。


 その昔「カエル変換」なんてあったのを覚えている方いますか。

「家に帰る」と打つと第一候補が「家に蛙」と変換されるというものです。

 今ほどワープロが優秀じゃない時代はこういうのが割とありました。


 今でも知ってか知らずか「以前」と「依然」、「以外」と「意外」、「検討」と「見当」など誤字が目立つ作品があります。

 脱字も同様です。


 何処かで働いた経験がある方なら理解できるでしょうが、この手の誤字は勤務時の評価として現れる場合さえあるほどの重大事項になることがあります。

 若干違いますが、お役所勤めの知人は入力する数字を一桁間違えてとんでもない大ごとになったと言っておりました。


 流石に投稿小説で大問題にはなりませんが、読者を不快にさせるには充分な要素になります。

 前話で満点主義を止めようと書きましたが、満点を取る努力はしたいものです。学校のテストで誤字脱字で減点されるのは無茶苦茶悔しいですものね。


 多作の作家にはこの手の読み返しを一切せずに投稿しているとしか思えない方がいるようですが、どれ程面白そうなストーリーでも私は読む気が失せます。

 誤字脱字がないことは最低限のマナーだと思っているからです。


 もっとも「付く」と「着く」とか「書く」と「描く」など迷うものもあります。

 これを調べながら書いていくのも立派な脳トレでしょう。


 誤字脱字を防ぐには、(漢字の知識があることが前提ですけど)読み返す以外の術はないでしょう。バグのないプログラムがないと言われていることと同様、アマチュアの長編小説で誤字脱字のないものはないだろうと思っています。


 ですが、最大限の悪あがきはしましょう。

 こんな時こそ諦めが悪く、執念深い中高年でありたいものです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る