転生したらブサメンのまま巨根にさせられた話
マダガスカルゆみこ
巨根転生
「君死んだんだけど異世界転生したい?」
気づいたら真っ白の部屋にいた。
何にもない。
壁も見あたらないんだけどなんじゃろ…
「もしもーし、で?転生する?しない?」
誰だかわからないけど話しかけてくる…これは人?神様?真っ白い影って言うと意味分かんないけどそいつが俺に声をかけてくる。
「あ、はい。転生します。させて下さい。」
こっちは40歳童貞で死んだんだぞ。
まさかこのまま何も成さずに終えてたまるか。一度でいい、一度でいいから我が遺伝子をまだ見ぬ愛する女性の子宮にピュッピッして着床、十ヶ月間、赤ちゃん部屋に保存するという行為を成してみたい。
「オーケー、んじゃサクッと行っちゃおう。」
白い影が両手を前に出してブツブツ呟いてる。
「え?え?ちょっと待って下さい。なんかこう異世界の説明とかスキルの付与とか無いんですか?」
展開が早くて焦る。よく見る異世界転生モノって普通本人が望んだスキルとかもらったり転生後の目的を教えてくれたりするんじゃないの?
「え?だってさ、チュートリアルとかダルくない?オイラ、スマホゲームのチュートリアル中に飽きてアンインストールしたことめっちゃあるもん」
すげぇ俗人的な性格じゃん。
これ、絶対に神様とかそういう類の人じゃないじゃん。
「あ、でもセックスしたいんでしょ?一応それがしやすそうなスキルとステータスにはしておいたよ!」
「神様ありがとうございます。」
やっぱり神様に求めるものってこういうことだよな。言わずとも分かってくれてるんだよ。今まで人生とか神とか呪ってきたけどやっぱ神様パないっす。
神様に心からの感謝をしながら転生することへの期待感にワクワクしていると足元に魔法陣みたいな模様が浮き出てきた。その模様の光が徐々に大きくなって次第に目も開けられなくなった時、
「んじゃがんばってね~」
と声が聞こえた。
次に目を開けたらそこは草原だった。
寒いね。
全裸じゃん。
防具とか武器とか何もねーじゃん。
っていうかちんこでっか!
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