ヨムレビュー評論会企画にて拝読しました。

個人的な話ですが、私の父親は酒飲み男で、毎晩酒を飲んでは子供の私に絡んで来たので、
「酒飲みはイヤだなぁ」
とインプットされた私は成人してからもほとんど酒は飲まないでおります。

「楽しいお酒」は良いと思いますが、
「酒は楽しい」となると危険ですね。

この作品は、純真だった人間が、挫折から酒に堕ちて行く様が見事に描かれていて、とても説得力がありますね。

ニュースなどでよく見聞する、有名人が麻薬に溺れる等の心理も似たような感じなんでしょうか？

しかし、この状況は誰にも救うことは出来ません。

当人が当人の努力で自らを救うしかありません。

真面目な読者は、この作品をはがゆさを持って読み終えるでしょう。

このような作品もあって良いのだと私は感じました。

拝読出来たことに感謝申し上げます。

企画から参りました。
今日まさにアルコールの誘惑と戦って負けた私としては、とても身につまされます…

表現が良かったです。