第40話

(謝りたい方達Ⅳ)



中学になると


別に腹が立つわけでもない相手と


どっちが強いかで


ケンカをした…


今考えると


とてもくだらないことだ


そんなことに重きを置いていた恥ずかしい自分がそこには居た…


強ければ…相手に勝ったら…


自分を通せると思っていた…


例え相手が教師であっても


誰であろうが…


強い者が正義…


ナメられたら終わり…


惨めな思いだけはしたくなかった…


なんてくだらない…愚か者だろう…


その思考は


優しい方達にさえ…向いていった…


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