第5話 (戦争と老人)

その老人は、公園の木陰のあるベンチに腰掛けていた


散歩していた私も、そろそろ少し休もうと、その老人の隣に座った



突然老人が独り言を話し出す


「いやぁ~平和だなぁ。」


その言葉に私も心の中で


「ホント、優しいそよ風が時々頬を撫で、お日さまも優しい。つくづく…平和だ」


するとその老人は私を見つめ…


「独り言を言ってもいいかな?」


と尋ねてきた。


私は軽く頷いた。

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