第21話 笑って誤魔化せるだろうか

ふと気がつくと、カーテンの隙間から光が差し込んでいて。

あっと気が付いて起き上がろうとして、全裸な事に気が付いて。


………………………………………そうだ、昨夜、しちゃったんだ。

右掌をお腹に押し当てて、左掌で股間を弄って感触を反芻する。

隣では同じく全裸な東山君が仰向けに横たわっていて、朝勃ちとでも言うのだろう、大きくなった彼のモノがその存在感を主張していて。

あんなに大きなモノが、私の中に入ってたなんて。

改めて恥ずかしくなって、毛布を被り直して二度寝を決め込んだ。

でも、こういう時って、寝ちゃいけないような気がしてきて。

改めて布団周りを確認すると、使用済みのコンドームが二つ東山君の枕元に転がっていて。

よく見ると、初めての証として朱に染まっていてシーツを染めていて。

勿論、中身入りでタップリと入っていて。

東山君を挟んだ反対側には、西河さんが私と同じく全裸でうつ伏せで何も掛けずに熟睡しているようで。

思い切って覗き込むと、大きく開いた股間から白濁液が垂れ落ちていた。


なんか負けたような気がしてきて、ふと思いついたことを実行に移すことにした。

枕元に投げ出された0.01と側面に書いてある箱を手に取り、箱を開け一つ取り出してパッケージをちぎって中身を取り出して東山君の朝勃ちしたモノに被せるように装着していく。

上手く付けられたかどうかわからなかったけど、思い切って身体を起こして東山君の腰上に跨り私の膣口に合わせてペニスを掴みながら入口を合わせて。


あっ、まだ痛いわね。初めて貫かれたときのような耐えられないほどの痛みでは無いけれど。

ゆっくりと、耐えながら、腰を落としていく。

中が、奥が、ヒリヒリする。

いきなりするんじゃなくて、少し刺激したほうが良かったかも。


あっ、これっ、いいっ!

昨夜は感じなかった快感が溢れてきた。

ゆっくりと、腰を振ってみる。

上下に、左右に、回しながら自分で感じる場所を探りながら。

目をつぶり、少しだけペースを上げて、奥に届くように腰を密着させ、ため息一つ。


「あっ………………………………………ぇ」


ギリギリまで抜いて快感に震えていると、頬杖ついて私達の一方的な交わりを見ていた西河さんと目が合って。


驚いた私は膝が滑って腰が落ちてしまって、東山君のペニスに貫かれてしまった。


「ふあっ、えっ、ぁ…………………………」


脳天まで一直線に痺れるような刺激でブルブル震えていると、目を覚ました東山君と視線が絡まって、笑って誤魔化せるだろうかと思いながらもう一度腰を振り始めた。






作者より


全然清楚じゃなくなってきました。

皆様ごめんなさい。

反省して、タイトル変えるか修正するかもです。

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