01-06 東京大神宮 - カミムスビの神
#東京大神宮
ご祭神はアマテラス皇大神、トヨウケの大神、アメノミナカヌシの神、タカミムスビの神、カミムスビの神、ヤマトヒメの命。
#神産巣日神
古事記では神産巣日神、日本書紀では神皇産霊尊、古語拾遺では神産霊神、出雲国風土記では神魂命。”ことあまつかみ”、造化三神、宮中八神の1柱。
たいがい、タカミムスビの神とカミムスビの神はペアになる存在と説明される。だが古事記で活躍する度合いには、極端な差がある。
どちらも、生まれてすぐに姿を隠したとある。しかし、タカミムスビの神はその後も要所要所で顔を見せ、”たかまのはら”で中心的な役割を果たし続ける。
一方カミムスビの神の出番は、絶無でないにせよ、少ない上に地味だ。オオゲツヒメの神のなきがらから生じた稲や麦を回収するのと、オオクニヌシの神を生き返らせるのと、スクナヒコナの神が自身の子であると明かすことくらいだ。
ところが出雲国風土記だと、カミムスビの命が言及される回数が一気に増える。彼女自身というより、その子孫が至る所に登場し、出雲各地の地名の由来になっている。
ちなみに、古事記でオオクニヌシの神を生き返らせたのは、カミムスビの神が派遣したキサカイヒメとウムキヒメ。出雲国風土記によれば、彼女らもまたカミムスビの命の御子だ。特にキサカイヒメの命は、サダの大神の母でもある。サダの大神は佐太神社(島根県松江市)のご祭神。
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