英雄劉堅
第2話 英雄
英雄の名は
劉の国は世界の中心であり、この国に属さぬ者は蛮族とされた。
劉堅の父は元は
その父も病により倒れ、正当な血統たる劉堅は幼さを理由に、叔父に王位と母を奪われた。
王となった叔父は、北伐で活躍した劉堅の父の影響の強い北方から引き離すように、劉堅を南境の僻地へ押し込めた。
劉堅は遠駆を好み、騎上から弓を放って狩りをする。蛮族のような振る舞いは中原で不況を買ったが、南方では多くの危機から身を助ることになる。
南蛮へ付き従ったのはわずかに一人、隠居した老将のみ。南方出身の老将は耳目に聡く、篩いにかけ選りすぐった原石を劉堅に引き合わせた。
劉堅も客将となる人物の期待にこたえ続け力をより合わせていく。
劉堅は、元の領主から実権を奪い、南方の蛮賊と争いながら着々と
順調な領地の発展は、私は王であるべきだとの想いを日々強くした。
さらに王の周りの官僚たちは砂金、硫黄、木材等の貢物をする劉堅を従順と観るきらいがあった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます