帝国大戦記

かまつち

世界観解説

 この世界には、ウルリード大陸という、一つの巨大大陸が世界の中心に存在し、大陸では人類が長い時間をかけて、文明を発展させ、産業革命を経て、更なる富を人々は求めて、産業のための原材料と市場の確保のため、世界の開拓を進めていった。結果的に人類は世界中を探検し、制覇した。

 異なる文明のもと、人類は自身らの誕生から

永久にも等しい時の間争い続けてきたが、産業革命を経てからは、人類は、民族としての強い意識の下団結し、自身らの所属する組織の、文明の、国家の、更なる繁栄を求め、今までよりもさらに激しい争いを始めた。

 それから、人類の争いは初めは、比較的小規模の戦争または小競り合いで満足していた。しかし、ある時、あらゆる国家の陰謀、密約、利権が重なり、大規模な、大陸全体を巻き込んだ大戦が始まった。後にグレートウォー(偉大なる戦い)と呼ばれる戦いである。この戦いにより当時の、中小規模の国家群はもちろん華やかな繁栄を謳歌していたすべての大国に大きな影響をもたらした。大戦が終結してから時間が経った現在、多くの国家は立ち直り、経済と政治は安定した。

 しかし、今もなお、大戦での戦いにより敗戦を迎え、傷跡が残る国家が存在した、その名はフランク帝国である、大戦を経て一度は共和政による議会政治に希望を見い出したが、政治指導層の汚職や政治の失敗により、国民は不信に陥った。そこに、国家の民族全体繁栄を信条とし、民族全体の結束と国家への献身を自身らの理念とする団体、フランク帝国騎士団が政権を奪取した。

 帝国騎士団は独特な政治的構想と狂信的とも言える国家への忠誠心を持っており、国家運営の目標として、先の大戦においての戦勝国への復讐と

帝国を永久に世界の覇権国とするため、千年帝国を打ち立てることを目指している。

 帝国騎士団は、フランク帝国を覇権国にし、世界への復讐を為そうとしている。その時世界は燃え尽き、灰に成り果てるだろう。そして、最後には、フランク帝国とフランク帝国騎士団だけが、

世界に、永遠の発展を迎え、残るのである。





 ウルリード大陸

この世界における、最大の大陸、その巨大さゆえに大陸内はいくらかの地域に区分される。様々な民族、文化、気候が分布している。グレートウォーの主戦場でもあった。


 グレートウォー(偉大なる戦い)

この世界における初の世界大戦、フランク帝国と、連合国陣営の間で行われた。戦場では、塹壕や機関銃、自動車、戦車、航空機、などが導入され、戦争は長期化した。結果として、数々の国家が、経済と政治の悪化に陥った。


 フランク帝国

グレートウォーでの敗戦国。戦前は世界有数の工業の発展した大国であり、世界の覇権を争った。戦後は共和政の下、民主化が進んだが、政治家の汚職と失策により、国民の生活が困窮し、国民が過激化、そのため、過激な思想を掲げるフランク帝国騎士団が国民の支持を獲得、政権を勝ち取った。国民の生活は戦前の水準に回復、再び発展国として返り咲いた。現在は国軍である帝国軍の拡大が進んでいる。


 フランク帝国騎士団

フランク帝国全国指導者が率いる政治組織。民族主義と軍国主義、国家主義、そして、グレートウォーでの敗北の復讐を掲げている。騎士団員は騎士団と国家に忠誠を誓っている。また、騎士団外に対して秘密主義を貫いており、フランク帝国騎士団の実情は固く守られている。帝国軍とは別に帝国騎士軍を保持している。


 最後に作中出てくる人物、団体、地名は架空のものですのでお気をつけ下さい。

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