3日目

■朝食

 この日の朝食はホテル近くにある「興安四海豆漿」へ。今回は「鹹豆漿シェントウジャン」「爆漿起司蛋餅(チーズ入り卵焼き)」「大根餅」を注文。


 「鹹豆漿」というのは、豆漿(豆乳スープ)にネギや揚げパンなどの具材を入れ、酢と塩を入れたものらしい。酸っぱさは酸辣湯みたいな感じ。具も色々入っていて朝ご飯としてはボリュームあります。ちなみに、ソースが数種類置かれていて好きなものを自分でトッピングする事が出来ます。(無料)


 「爆漿起司蛋餅(チーズ入り卵焼き)」は名前の通りでした。出来立てはアツアツで中のチーズはトロトロ。めちゃくちゃ美味しいです。結構、お腹いっぱいになる。こちらもソースをつけて食べられるようですが、そのままでも十分美味しい。


 「大根餅」は米粉等にすりおろした大根を混ぜて作るローカロリーご飯。食感はモチモチ、味は薄いのでソースをかけて食べるのが良いです。甘ダレをかけて食べたのですが、とっても美味しい。


■この日は龍山寺へ

 朝食後、私達は「南京復興駅」に向かい「西門駅」へ。「西門駅」付近の美味しそうなお店を探しつつ、龍山寺に向かおうということに。

 龍山寺の最寄り駅は「龍山寺駅」です。駅の目の前に龍山寺があります。


 「西門駅」を降りると観光客の多さに驚きました。週末という事もあるのですが、朝10時くらいでも賑わっています。

 目的地に向かう途中、アイスクリーム屋さんを発見。三種類のアイスを選べるお店で、「タロイモ」「龍眼」「塩漬けの梅」味を注文。タロイモ味のアイスは甘くてやっぱり美味しい。

 塩漬けの梅味のアイスは少し独特の風味はあるものの、気にならない梅の味。酸っぱくなく食べやすい。

 龍眼味のアイスは想像と違った味でした。龍眼ってライチみたいな味なのでアイスもそうなのかと思ったら漢方薬っぽい味。食べれない事はないけど生の方が食べやすい味でした。


 《龍山寺に到着》

 途中、お店を見ながらも龍山寺に到着。龍山寺は観光地ということもあるのですが、地元の方もお参りに来る場所なので人が多いです。中に入ると、立派な建物が出迎えてくれます。細部まで装飾が凝られていて外観を見るだけでも圧巻。


 中に入る(※)と、三体の仏像がいらっしゃる所(三川殿・前殿)があります。ここにたくさんの食べ物やお花が供えられており、熱心にお祈りをされています。前殿→本殿→後殿の順序でお参りをするようです。


 (※)必ず右回りで入るようになっています。一方通行なので順路にはお気をつけくださいね。


 ちなみに前殿には、無料のおみくじを引くところがあります。私達も参拝後、おみくじを引くことに。ただ、台湾式のおみくじは日本と違って必ず引けるわけではありません。


①台湾式のおみくじは、まず前殿にいらっしゃる三体の仏像にご挨拶をします。(三回お辞儀するとか何とか……)


②次に神筊ポエ・しんばえという赤い三日月型の木片を二つ同時に取り投げます。

 この神筊には表・裏があり、この組み合わせが出ればおみくじを引くことが出来ます。チャンスは三回まで。


③神筊の横に長い棒があるので束にして持ち上げ、トントンと上下に振ります。束の中から一本、一番高く突き出たものを選びます。棒には番号が書かれているので覚えておきましょう。


④もう一度、神筊を振りおみくじを引いて良いか最終確認を神様にします。先ほどと同じく表・裏の組み合わせ、チャンスは三回まで。


⑤神筊を投げて神様からOKが出たら、おみくじがある棚に行き、自分の番号の引き出しからおみくじを取ります。


 以上が台湾式のおみくじの引き方なのですが、必ず引けるわけじゃなく運次第っていうのが面白いですよね。私は何とか引けたのですが、結果はあまり良くなかったです(笑)

 おみくじの内容は龍山寺で解説してもらえるそうですが、ネットにも載っているのでこちらもオススメ。


■西門町を散策

 龍山寺でお参りとおみくじを引いた後、西門駅へ戻りながら台湾フードを楽しむことに。

 一番食べたかったのが「胡椒餅」。「胡椒餅烤地瓜」というお店へ。生地で肉を包んだ肉まんみたいな食べ物なのですが、名前の通り胡椒の味がよくきいているんです。ちょっと辛め。ピリッと刺激の後に鼻を通るような爽やかさ。生地がこれまたパリパリで美味しい。地元の人は胡椒餅の食べ歩きをしていましたね。


 そして次に向かったのは台湾ドーナツのお店「脆皮鮮奶甜甜圈」へ。人気らしい。タロイモドーナツとミルクドーナツを購入。タロイモもミルクドーナツもサクサクふわふわ! 日本のドーナツとは食感が違います。


 次のお目当ては麺線。そうめんみたいな麺をカツオのうま味がきいたスープで煮込んだ台湾の麺料理。西門町にある「阿宗麺線」というお店へ。ここは人気店らしく、観光客がたくさんいました!! 久しぶりに周りで日本語が飛び交っていて安心した記憶があります(笑)

 メニューは麺線の大・小、トッピングにパクチーの有無を選べます。小でも一人前くらいの量は十分あります。

 スプーンですくいながら食べます。ソースが店前に置いてあるので好きな味変も可能。そのままでも十分美味しいですよ。


 スープはとろみがあってカツオの風味が濃厚。モツも入っていて美味しい。麺はトロトロでなめこみたいな感じ。噛むというより飲む。味変をしなくても飽きのこない美味しさでした。


 その後は妹が台湾の無印良品に行きたいという事なので無印へ。ここでは台湾限定の味付けがされたポップコーンが売っているそうです。

 他にも台湾限定商品があるようなので、日本と違う無印を楽しんでみるのもオススメです。


 西門町でやる事は終えたので一度ホテルへ戻ることに。西門駅でなんと原神のポスターが貼っていたんです( ;∀;)嬉しすぎた……。


■晩御飯はガチョウ肉料理!

 台湾最終日の晩餐は「阿城鵝肉」へ。めちゃくちゃ人気店で19時前にはたくさんの人で行列が出来るほどです。

 私達が行ったのは「阿城鵝肉 吉林二店」ですが、近くにテイクアウト限定の「阿城鵝肉 吉林本店」があるので注意してくださいね。


 満席だった場合、外にタブレットがあるので番号札を取って順番を待ちます。今回は運よく空席があったので中に入り、店員さんに「ここで食べたい」とジェスチャーをすると、「三階へ行ってくださーい」と案内してもらいました。


 レジ横に注文用紙があるので忘れずに取ってくださいね。


 注文したのは「ガチョウ肉(燻製)」「鵝油拌飯(ガチョウ油をかけた白ご飯)」「香辣臭豆腐」「意麺(平うち麺で焼きそばや汁なし麺のようなもの)」「空心菜の炒め物」。


 「阿城鵝肉」の看板メニューであるガチョウ肉は燻製か塩ゆでを選べるようです。お店にいたお客さんの多くは燻製肉を選んでいるようでした。


 こちらでは、食器類はセルフサービス。フロアの入り口に置いてあります。ソースもここにあるので好きな物を取って自席へ。


 食べた料理についてですが、「ガチョウ肉(燻製)」はめちゃくちゃ美味しかったです。噛めば噛むほど肉のうま味がじわっと口の中に広がります。燻製なので鼻孔をくすぐる香りも芳醇で何も付けなくても絶品。細く切られたショウガと一緒に食べても良し、好きな味のソースと一緒に食べても◎。正直、ガチョウ肉がこんなに美味しいとは想像していませんでした。


 「鵝油拌飯(ガチョウ油をかけた白ご飯)」は、ガチョウ肉が美味しいんだからこれも美味しいよね!! 油がかかっただけでこんなに美味しくなるのか? っていうくらい美味しいです。美味しい所の油だけを選んでかけたような味……油なのに重くないしさっぱりしています。


 「香辣臭豆腐」は、台湾に来たら一度は臭豆腐に挑戦してみたい、でも普通の臭豆腐は食べきれる自信がない。だったら味付けされたものならいけるのでは? ということで注文したもの。麻辣のソースがかかった臭豆腐は、台湾の街並みで嗅いでいたものより匂いはキツくない。スープの味付けは辛くて美味しい。ただ、しっかりと辛くて余韻も残るので辛いのが苦手な人には不向きかも。

 臭豆腐は匂いの通りの味でした。私は苦手でした……。


 「意麺」はシンプルな焼きそばみたいな感じです。ひき肉の餡と小松菜が乗った美味しい麺料理。日本人の舌にも合う味付けです。


 「空心菜の炒め物」は一番びっくりするほど美味しかったです。私は空心菜が独特の風味があって苦手だったのですが、この店の炒め物は独特の風味が良い具合に消えていて美味しい。まじでレシピ教えて欲しいくらい……。


 他のお店よりかはお値段も張りますが、それでもコスパ◎と感じるくらいのボリュームたっぷりな味と量でした! 台湾に行った際は、ぜひとも「阿城鵝肉」のガチョウ肉をお試しあれ( *´艸`)


 最終日はこんな感じで終了。次は感想や注意点などの総まとめを書きます。

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