主神討伐
この頃には殆ど意思は無かった。
ただ、仕掛けていた時に仕掛けていたものが動いただけだ。
案の定、主神は殺された。
最悪な時に時空の
読み通りそれが来た。
過去最悪で最強の力の持ち主。
時空の
だが、これを少し強めると神格を得られるほどの強さの者ならば無理にこじ開けて通ってこられる。
人と大きな力を持つ者。
その縁が強い時にほんの少しゆがむように……神格を奪われる前の私が仕掛けておいた。
ただ、さすが異世界だ。
運命を司る神であった私でも少しだけ読みを外してしまったようだ。
2体、人と別に
恐らく夜の大きな星の力の塊。
異世界語で『月』と呼ばれる星の力の塊。
それがひとつ。
もうひとつは、その世界の最強の魔力を持つエルフ。
世界を壊せる化け物2体が、この世界に現れてしまった。
主神は狙い通り消滅したが、この化け物達は世界に住み着いた。
この化け物の理性がある方……エルフに主神になってほしかったのだが、何度運命を捻じ曲げても神になろうとしない。
この世界を去るか、この世界の均衡を保つために邪神と魔物を討伐し続けるか。
その2種の未来にしか辿り着けないようだ。
ならば、次の神候補が現れるまで均衡を保ってもらうとしよう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます