第2話 ガチャガチャガチャガチャ
「はじめまして。当ゲームのナビゲーターのSakiと申します。最初にプレイヤーネームを決めてください。」
楓は蓮にセッティングをしてもらった後直ぐにゲームの世界へと旅立っていた。
「PNのぅ。そうじゃ、あの名前にするのじゃ。」
そう言うと、目の前の半透明に見えるキーボードにとある名前を入力していった。
そしてそこにはとある穀物の神の名前が打ち込まれていた、そう、『ウカノミタマ』と。
「はい、ウカノミタマ様ですね。よろしくお願いいたします。では次にキャラメイクをしてください。」
そういわれ、目のの画面に表示されたのは、黒髪の楓の姿だった。
(あぁ、そうじゃった。街に出るときとかは黒髪じゃから、此処のデータも黒髪じゃった。)
そして楓は迷いはなく黒髪を金髪に目を左目が紅色で右目が金色のオッドアイにして、アバータの姿を確定した、ここで現実との身長なども変えれるがあまり変えすぎると現実にも影響が出るので推奨はされていないし、基本的に現実と性別が変えられないようになっている。
「これでいいですね?」
この手のゲームでは一度確定するとアバターの姿が変えられないようになるようなことが多いのでこれで良いか聞いてくる。
「ハイなのじゃ。」
それに楓、いいえ、ウカノは肯定する。
「わかりました。では次に種族を決めてください。種族には、基本的に平凡な人族、主に弓や魔法が得意なエルフ、鍛冶が得意なドワーフなどは普通に選べますが、当ゲームは種族ガチャも使用しておりまして本来なら単発なんですが、ウカノミタマ様は株主なんで、種族ガチャが十連引くことができるようになっております。引きますか?引きませんか?」
ウカノは少し悩んだ後に肯定した。
「引くのじゃ。」
「わかりました。では、ボタンを押してください。」
Sakiがそう言うとウカノの目の前に押したら爆発しそうなボタンが出てきて鹿野はそれを迷いなく普通に押した。
その結果が。
人族 N
吸血鬼 SR
獣人(狼) R
死神 SR
ハイエルフ R
ドワーフ N
悪魔(低級) R
獣人(鷹) SR
神霊(狐) UR
こうだった、そしてウカノは最後の種族を見て選ぼうと思ったがどういう力があるのかわからなかったのでSakiに聞くことにした。
「Saki殿、神霊(狐)とはどういう力があるのじゃ?」
「はい、神霊(狐)とはまず、アバターに狐耳と尻尾が生えます、そして魔力も使えますが追加で身体強化や装備を一時的に強化することができる神力と単純な攻撃力の上昇とアンデット族への特攻や武器を光らせたりすることができる霊力が扱えます。あと、たいていのことはできます。これで説明は以上ですね、では、種族はどれにしますか?」
「神霊(狐)にするのじゃ。」
そして、その説明をウンウンと聞いた後、種族をどれにするかを聞かれたらすぐに神霊(狐)を選択した。
「では次に、職業をお選びください。こちらは、もちろん普通の剣士、狩人、魔法使い、などからファーストジョブ、セカンドジョブ、サードジョブを選ぶこともできますが、こちらもガチャがあります十連ガチャでたまにレアジョブが上位ジョブが出る
「はぁ、引くのじゃ、そしてあらかじめ言っておくのじゃが、装備ガチャも引くのじゃ。」
説明を聞いた後、呆れながら職業ガチャ引くといいそして装備ガチャも引くといった。
「はい、わかりました。では前のボタンを押してください。」
すると、再びあのボタンが出てきたので今度は軽く押した。
その結果が。
上級剣士
禁術使い
神級巫女
特級魔法使い
神級鍛冶師(全)
精霊使い
神級調教師
霊剣使い
神級採取師
占術師
となった。そして、ウカノは再び説明を聞くのがめんどくさくなったので。
「神級巫女をファーストジョブ、神級鍛冶師(全)をセカンドジョブ、神級採取師をサードジョブにするのじゃ、説明はいらないから早く武器ガチャを引かせて給う。」
「わかりました、が、神級は最上級で巫女は種族でできる範囲なら何でもできますから。では次に武器ガチャを引いてください。」
サラッと何かを言われてそれをしっかり聞いていたが、最後の武器ガチャのスイッチが出てきた、そして今度はそれを思いっ切り押した。
その結果が。
魔槍ラファール SR
神級巫女服 UR
特級鍛冶用槌 SSR
神装・
採取の御守り+10 SR
となった。
「終わりましたね。これまでも少しですが株主がいらっしゃったんですが、よくてUR一個だったんですが、スゴい運ですね。あと、この武器ガチャと職業ガチャは10万株以上ないと発生しないんですよ。確かそんな数を個人で持っているのは、あなたを含めて十人くらいだったはずです。では、頑張ってください、また会える時を楽しみにしています。では、さよならでーす。」
すると、一気に風景が白くなっていきそして、それがはれると、ファンタジー風な町並みで後ろには噴水があるところに、巫女服を着て帯刀して立っていた。
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こうして、一匹の猛獣が解き放たれたのだった。
因みに一株当たり約五万円なお、楓が買った時は一株約三千円です。このゲームの発表やβ版のテストプレイとかがある前はただのベンチャー企業でしたから。
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