20話 集合‼

「しゅーごー」

「どうかしましたカ」

「二人で盛り上がってたんだけど。ボンボン一人怖くなった?」

「ちがうよ?それを言うなら福音に言えよ

 皆がどんな感じか気になって。ボンボン負ける気しないよ」


・色違いとか?

・レアキャラ出たか?


「じゃーん、見てよ」


そこに移るのはかわいらしい飴のキャラクターの色違いだった。


「これ対戦で使ったら相手もビビって逃げるよ。

 だって可愛すぎて攻撃当てられないもん」

「初心者過ぎるだろ、色違いだから珍しいのは認めるが対戦ではモブに等しいぞ」

「そんな~、じゃあ福音はどうなのよウチよりすごいの見つけたんでしょうね」

「もちろんだ、見ろよこのカンペキな種族値を」


種族値がきれいな六角形になったシリープをボンボンに見せつける恵


「は?どこでこんなシリープが捕まえられるのよ。

 御三家ってフィールドで出ないでしょ」

「何回も御三家選んだらできるわよ、ボンボンしらないの?」

「逆になんでジゼルは知ってるのさ」

「福音さん鬼?」


・鬼は九十九ちゃんだよ

・個体値厳選って疲れるんだよ

「じゃあ、何回も御三家とあってはリセットってこと?

 御三家に悪いと思わないの?」

「まったく」

「おまえの良心はどこにあるんだよ‼

あんなに信心深い印象が消え去っちゃうよ」


・個体値厳選にこころはいらんのよ

・勝てるモンスターが欲しいだけだから


「さすがに何かほかのモンスターを捕まえたでしょうね」

「もちろん」


技選択が断頭だけのクワガタモンスターを見せる


「なにこれきっしょ」


そんな言葉がででしまったのはジゼル・メルリディン


「個体値厳選までは理解できるけど、

 さすがに技が断頭一択って運ゲーじゃない。

 いろいろなモンスターと技を競ってこそ、このゲームなのに

 真っ向から否定してるじゃない」

「当たらなくても面白いし、当たったらもっと面白い。

 最高のゲーム」

「ヤッパ鬼?」


・全年齢対応ゲームがデスゲームに変わっとる

・趣旨が違っとる

・当たった時の爽快感と相手の絶望感半端ない


_____________________________________

読んでくれてありがとう

ちゃんと長めのやつかけるくらいには復帰した



 

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