8百合世界 「予感と期待」

 カフェの店員さんに、ひとめぼれした。勇気がなくて告白はできない。でも、彼女が見たくて毎日通っている。

 ただ、タイミングが悪い。席に着くと、退勤した彼女が奥から出てきた。そして、なぜか私に近づいてくる。

「今日も会えて嬉しいです!」

 彼女の笑顔が近い。

 何かが始まる予感がした。

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