服着用からのまさかの褌落ち
清洲城牢屋。そこで水をかけられオレは目が覚める。
「いい加減、起きやがれっ!」
「うっぷ。あれ!?ここは!?うわーっ!!」
目が覚めたがまた水がかけられる。
「やっと目が覚めたかっ!この間者が!さぁ吐け。どこの家の者か言えば楽にしてやる」
いやいやいや、目が覚めた瞬間殺されるとか勘弁!!しかもやっと服着れたと思ったらまた褌一丁にされとるしっ!!!
何でオレがこんな目に遭わなくちゃいけないんだ!?信長に会えたラッキー!とかさっきまで考えてたのに。まずは間者じゃない事を言わないと。
それから身振り手振りで牢屋の番人に説明をするがその度にビンタされ殴られ水に顔をつけられ散々な目に遭ったがゴッドファーザーが改造してくれた身体のお陰か、痛みはあるものの痣とか内出血とか起こってなさそうだった。
「間者のくせに頑丈な野郎だな。おい!短刀持ってこい!」
いや、流石に刺されたら改造された身体でもヤバイ!何とかしないと、何とかしないと・・・・。そこへ一人の一際小さい男の人が現れた。
「おいそこのお前!ワシは目が覚めたらある程度の事は聞いて連れて来いと言ったな?誰が拷問しろと言った?」
そこでさっきまでオレに拷問していた番人の人はオレが名前を言わなかったとか悪態をついたとか嘘の言い訳ばかり言い始めた。誰かは分からないがこの小さい人はこの番人よりも権力がありそうだ。
すると、小さい男から声を掛けられた。
「御主、名は何と言う?あの村にいつ何のために現れた?」
オレは恐怖とまた吃(ども)ったりしたら今度は間違いなく殺されると思い、記憶が無く気付いたら林の中に居て、あの村の村長に助けられた事を言った。オレは本当の事を言ったが絶対信用されずまた拷問にかけられると思い涙を流したが小さい男の人は綺麗な布切れを渡し『顔を拭け』と言ってきた。
「ワシはお前の言う事がなんだろうと興味は無い。ただ目が覚めればお館様がお前を連れて来いと指示された。それに従うまでだ」と言い『着いて来い』と言われオレはそれに従う。
牢屋から連れ出されたオレは江戸時代、罪人が裁きの沙汰を受ける様な砂利が敷かれてる豪華な一軒家の庭みたいな所に連れてこられ正座して待ってろと言われた。
イヤイヤイヤ!こんなとこに正座とか!?『ゴッドファーザーよ!!!オレはここで今、命の灯火が消えようとしてますっ!!助けるなら、さぁ今です!!!!』と現世の某テレビゲーム三国○双の諸葛亮バリに心の中で叫ぶが何も起こらない。
超絶痛いのを我慢して正座して待っていると筋肉マッチョとまでは言わないが細身の体が締まった、もし色が付いてるなら紫色のオーラを纏った男性が現れた。
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