【3万PV感謝】いくら最高ランクの能力者だって判定されてもオジサンにダンジョン攻略はキツ過ぎる！

第1部 『氷の女王編』

登場人物紹介

!!　第一部のネタバレを含みます　!!

【本田 唯人／ほんだ ただひと】42歳

中肉中背メタボ気味、万年肩こり腰痛に悩んでいる。

笑顔と人当たりの良さだけで生きてきた、中堅建設会社総務部の平社員。

最高ランクの出力で、しかも珍しい「氷結魔法」の能力者だと判定され、研究用モンスターを氷漬けにして持ち帰る『第三氷結特殊部隊』が発足されることになった。

ダンジョンに入る時は黒のダウンジャケットと腹巻きを装備。『双方向データ送信テスト』に際してはニット帽も導入した。

【獅子戸 莉花／ししど りっか】

若く見える小柄な女性。

能力のせいで傷み、色の抜けてしまった長い髪をローサイドテールにして肩に流している。

『第三氷結特殊班』の指導官。

規則に厳しく、なにごともきちんとしたいタイプ。

最高ランクだが、彼女の能力である「発電」は接触しなければ効果がなく、価値がないと思われている。

実は「地図作成班」に行きたいという夢がある。

【神鏑木 練／かぶらぎ れん】23歳

すらっと背が高く中性的な顔立ちの美青年。

目が前髪に隠れ気味。

口が悪く威圧的な態度だが、真面目に自主練もしているし、悪い子ではない。

最高ランクの「火炎魔法」使い。ダンジョンに入る時は消防士の防火服を着用。

『第二氷結特殊班』に所属していたこともあり、実戦経験豊富で、火炎魔法を使いこなしている。

【富久澄 心希／ふくずみ ここの】

黒髪ボブヘアで清楚な印象。

ちょっと思い込みが激しく猪突猛進でおせっかいだが、目配り気配りができる人。

触れた相手の傷や病気を治すことができる低ランクの「治癒魔法」能力者だが、自分自身には効果がない。

神鏑木の元カノを自称していたが、『双方向データ送信テスト』が始まり撮影のため同行することになった青木さんに熱を上げている様子。

【地念寺 悠真／ちねんじ ゆうま】29歳

ボサボサの髪で細く色白、猫背。

ド近眼で分厚い黒縁メガネをかけている。

卑屈で褒められたくないタイプ。

すぐ謝る癖があったが、ゴブリン前面談を経て、獅子戸さんから「謝りそうになったら唇を噛め」と言われている。

中ランクの「念動力」能力者。

指の一本ずつに手があるイメージで敵を捕捉している。

さまざまな分野の情報通で、「ダンジョンにはオドが溜まっている」と考察している。

【青木 昴／あおき すばる】

長めの前髪を横に流し、メタルフレームのインテリ眼鏡をかけた、細身の爽やかな青年。

いつもは試験場（のマジックミラーの向こうの機材室）かオフィスにいる事務員で、非能力者。

本田曰く「ナレーターか声優のように流暢だが鼻にかかった、個人的に苦手な声質」

ダンジョン内外でリアルタイム通信を可能にする『Dリンクシステム』の『双方向データ送信テスト』のためにカメラ係として第三氷結特殊班に同行することになった。

【千葉県地下迷宮対策部】

高梨：常勤医師。三十代半ば。スラリと背が高く化粧っ気のない美人。

西園寺：本田の担当になったジムトレーナー。マッチョな爽やか悪魔。