第4話
今、私はこの話を書きながら友人と電話をしています。
大学で出会った、一番時間を共にしている友人です。
課題が終わらなくて寝てる場合じゃないから電話しててほしい、と言われたのです。
今、午前3時半——彼女は寝落ちしています。
私は私でやらなければならない課題があるので寝るわけにもいきません。
というか、まあ彼女が私を頼ってくれたということが嬉しくて。
私達は別の学科に所属しているため、やっている課題は全くの別物で、彼女と同じ学科の子と電話することもできたはずです。
でも私に電話をかけてくれた、それが嬉しかったのです。
私は彼女を愛しています。
きっとまだ彼女について知らないことの方が多いです。
でも彼女も私を愛していると確信しています。
私達は友人として、最高の関係を築いています。
彼女に求められれば、いくらでも力を貸してきました。
私が涙を流せば、家まで走ってきてくれました。
嫌なことがあったらお互い遠慮せず言うし、全く気の使わない関係です。
今の私には彼女は欠かすことのできない存在です。
彼女にとって、私がそうでなくても。
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