辺境の剣士
山目舜
プロローグ
勇者と4人の仲間は、共に協力し、魔王を倒した。
しかし、勇者についてわかっていることは、決して多くはない。彼は、どこからともなく表れて、魔王を討伐し、そのままどこかに去っていった。それでも、彼が勇者と呼ばれるのは、王国に伝わる聖剣に使い手として認められたからである。
(中略)
仲間の1人、剣士ノモサ。「崖崩れ」の異名を持つ。彼は大剣を自由自在に振り回して戦うことを得意としていて、固有魔法は持っていなかったとされる。その大剣の一振りは、大地をも割ったらしい。王国北部のミワット山に存在する「ノモサの崖」は、仲間と共に魔王の直属の配下と戦った際に彼の斬撃で出来たことから、そう名付けられたと言われている。
彼は、(後略)
星の魔導士 著 『勇者の記録』 より抜粋
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます