ゲノム-操作された運命-1

@crystal712

第1話

【ゲノム】-操作された運命-1

著: 空海碧

2026年 わが国日本は一つの

テロ組織の暗躍の中 水面下で

人々は生活をしていた

そのテロ組織の名は【ゲノム】

奴らが使う 兵器は

【ゲノム人間】

生まれる前から遺伝子情報を操作

され、身体能力,知能などを最高クラスに引き上げられ、それに加え特殊能力も兼ね備えている

人の生命エネルギーでしか生きながらえる事が出来なく、人を殺しては止まることを知らない

奴らに対抗できるのは

同じ【ゲノム人間】または、政府が国家秘密で作った【ゲノムブレード】のみ

これは変わり果てた日本の物語


2026-7/1

とある施設にて

【おはよう】

【おはよう1号】


【僕の名前は戦意零 ロール

ナンバー001 1号 生まれる前から遺伝子情報を操作され生まれた

ゲノム人間だ】

【それでは行ってくるよ】

僕は街に出た

【お腹すいた 早く人間の生命エネルギーを】

【子供?】

ちょうどいい 若いほど生命エネルギーは豊富だからな あの子は見たところ5,6歳 久しぶりのご馳走だ

【危ない】

そのとき上から鉄骨が落ちてきた、

僕は間一髪お姉さんに助けられた

なんだこの人間

【君大丈夫 けがはない?】

お姉さんは優しい口調で聞く

【何で僕なんか助けたんだ?】

【助けて貰って何その口の利き方

死ぬところだったのに】

僕は落ちてこようが特殊能力の

瞬間移動でどうにかなるのに

それにゲノム人間は丈夫だ

鉄骨位では死なない

【グ…】

僕のお腹がなった

【君家は? 親は? 学生証持ってる? いくつ?】

いくつだろう?人間で言えば17歳くらいかな?あいにくゲノム人間は歳を取らないのでね

【17】

【君 ちょっとポケットの中見せてみ】

そう言うとお姉さんはポケットの中を漁る

【嘘でしょ スマホも財布も持ってないの君? この時代に 親は?】

【親はいない…】

【は?!なんで行きてるの君?】

とりあえず警察】

【警察に捕まってはやっかいだ】

僕は逃げようとした

【逃げるって事は警察に行けない事情でもあるのかしら?警察にには通報しない  とりあえず私の家においで】

そう言うとお姉さんは

僕の腕を掴む【……】

お姉さんは何かに気づいたのか、 僕に言う 【君その傷どうしたの?】

僕の腕には槍で突き抜かれた後がある 【何があったの?】

【……】

僕は頷く 【いいわ黙っててあげるだから大人しくついて来なさい】

そう言うとお姉さんは僕を車に乗せた。

2026-7/1 とあるマンションの一室にて……

(ガチャ)

【ここ座って】

【お邪魔します……】

お姉さんは台所で何かを作っているようだ 【コーヒー飲める?】

コーヒー?初めて聞いた名前だ

【ミルクとお砂糖は?】

僕は首をかしげる

【どうぞ召し上がれ】

とてもいい匂いが僕の鼻を刺激する。【う!】

僕は吐き出してしまった

ゲノム人間に人間の食料は口に出来ないからだ。

【どうしたの?】

お姉さんが僕の心配をする 【コーヒー飲むの初めてだから】

僕は申し訳なさそうに言う 【あらそう、なら慣れるまで毎日飲むといいわ】

【ご飯ね お金あげるからコンビニで好きな物買ってきてよ】

そう言われて僕はお姉さんから

お金を受け取る


どうしようか?僕は人間の食料は食えないし、空腹で死にそう

もう誰でもいい…

【お兄さん 頂きます】

そうすると僕は目を真っ赤にし、牙を出し噛みついた

【辞めてくれーー】

お兄さんの悲鳴が聞こえる。

僕はお兄さんの命を奪った

【生命エネルギー頂戴します】

僕はお兄さんの生命エネルギーを取り込んだ

【うん 美味しかった】

帰りに僕はお姉さんに怪しまれないようにカレーライス?と言う物を買ってお姉さんの家に帰った

【お帰り?】

…血?

まぁ…いい

【ここが君の部屋 空き部屋だったけど どうせ行く当てもないでしょ

自由に使って それから、私の名前は白百合昭美 宜しくね? 君は?】

【戦意零です】

この名前は名前を聞かれた時用の名前である

【まぁ…ご飯食べてて】

すると昭美さんは自分の書斎に戻っていった

僕は買ってきたご飯を自分の能力で焼き払った

どうやら昭美さんは漫画家のようだ僕は絵かきを始めた 【出来た】

僕は出来た絵を昭美さんの部屋のドアの隙間から投げ入れた、 【?!?!?!】

驚く昭美さんの顔 【戦意君?!これはなに?!】

どうやら僕は絵がへたらしい

このあと昭美さんは僕の描いた絵を全て捨てた。

【上手ければ私のアシスタントとして雇ってあげようと思ったのに】

2026-7/2ある日の朝……

【おはよう】

【おはようございます】

【今日仕事休みなの朝ごはん一緒に食べよう】

昭美さんが僕を朝食に誘う、 どうやら昨日の絵を褒めてくれたようだ。

(お世辞)

僕は朝食を食べるふりをしては口の中で焼き払った

テレビではニュースが流れていた

-昨日未明目黒区の路上で20代男性が下半身のない状態でみつかり

警察はゲノム人間の仕業とみて捜査を進めています-

【怖いね戦意君?】僕は頷く、 【じゃあ私仕事あるから 昨日の絵の続きよろしくね?】

そういえば昨日戦意君の腕に血が

まさかね?…そうよね…

僕は昭美さんの仕事場に行き、絵を描き始める 【昨日の続きお願いね?】

僕は頷く。

【私ちょっと用事で出掛けてくるから何かあったら電話して】と電話番号を渡すと出ていった。

どうやら昭美さんは用事があるようだ……

僕はテレポートを使い

施設に戻った

【1号 戻りました】

【1号 どうやら人間とつるんでるようね?】と2号がいう

【もうささっと殺せばいいのに】と3号が続く

【いや ここで殺すのはデメリットが大きすぎる 1号には引き続き人間と生活して貰おう その方がゲノム人間であることもバレずらい】

僕は頷いて テレポートから戻った。

2026-7/2ただいま】

【おかえりなさい】

僕を昭美さんを出迎えた。

【夕食食べる?】どうやら夕食らしい、僕は頷く。

夕食のカレーライス

僕はまた焼き払った

-寝る前に 歯を磨くように言われたので歯を磨く -布団に入る-一昨日まで施設で寝ていたから少し違和感があるな……-でもなんだろうこの匂い?

人間の匂い ……僕は布団をめくった 【誰?】

そこには昭美さんの姿があった。

【もう バレちゃったか】と昭美さんは言う。【ごめんなさいね?ちょっと可愛いから】


【いや】と僕は断った。

どうやら昭美さんは僕ぐらいのおとうとが欲しかったらしく

僕がまさにドストライクだった

2026-7/3おはよう戦意君】そう言ってエプロン姿の昭美さんが現れる。【朝ごはん食べていって】

どうやら朝食も食べて欲しいようだ 僕は席に座り、目の前に並べられたお皿をみる 【食べないの?】昭美さんが聞く。

【食べる】僕が言うと昭美さんは笑顔で頷く。

出された料理を僕は全て焼き払った

……今日も朝まであのベッドで寝るのか……

そういえば昨日脱いだ服をまだ洗えていないな?洗いに行こう -僕の服が消えていた-

僕の服は?

【服は洗っておいたよ】と昭美さんがいう。

【これ着て】昭美さんは僕に服を渡す。

僕はその服を着て、洗いに行った……

洗濯中の洗濯機を見る -

へ…洗濯ってこうするんだ

いつもは指から水を出して

ビッショビッショにしてから

炎で乾かしていた

2026-7/3ただいま】

【おかえりなさい】と僕が出迎える。【昨日洗濯してたから服洗っておいたわよ】

僕の服は綺麗になっていた 洗いたての服を着ると、洗剤の匂いがした。

2026-7/3おやすみ昭美さん】そういうと僕はまた布団に入った ……

今日も朝まであのベッドで寝るのか……

そんな生活が続いていった……

2026/7/4

流石に三日も何も食べてないと死ぬ

僕は男の子を見つけた

あの子でいいや

【頂きます】

僕は目を真っ赤にして男の子に噛みついた

【辞めてくれーー】男の子は叫ぶ 僕は男の子の命を奪った。

【生命エネルギー頂戴します

うん 美味しかった】

そのときだった

【きゃー】

一人の女性の叫び声が聞こえた

後ろを振り返るとそこには昭美さんがいた

【え!戦意君?】

と昭美さんは僕を見る 【昭美さん…】僕は呟く。

すると昭美さんは僕を見るなり包丁を持ち、僕に襲いかかった どうやら昭美さんは僕をゲノム人間としか見ていないらしい ……

【昭美さん落ち着いて】

みさん】と僕は呟く。

昭美さんは落ち着く

【戦意君…戦意君なのよね?】

【うん】

昭美さんは落ち着いたみたいだ 【この子は?】と昭美さんは男の子の死体に指を指す。

【僕の朝ごはん】と僕は答える。

すると昭美さんは泣き出した、無理もない、だって男の子を目の前で殺されたのだから。

僕は寝ていないせいか、意識が途切れそうだ……

【そんな戦意君がゲノム人間だったなんて】【でもなんで人を食べるの?】と昭美さんは泣きながら言う 【おなかがすいているから】と僕は言う。

僕はその後倒れる……【戦意君大丈夫?!】

気がつくと昭美さんの家のソファで寝ていた。

どうやら気を失っていたらしい、というかこっちの方が夢なんじゃ……ってやっぱり夢じゃないや 僕の中に今までになかった感情が生まれた。

【何で逃げないのですか?

僕がゲノム人間だと分かったのに】と僕は言う

【正直怖いけど 戦意君は無闇に大量に人を殺したりしない 殺さないと生きていけないのは知ってるけど戦意君は他のゲノム人間とは違う気がする】と昭美さんは言う 【ならどうすればいいですか?】僕は聞く 【君は悪いゲノム人間じゃない!だから悪い事はもうやめて】と昭美さんは泣きながら僕に言う ……なんでだろう?いつもの僕なら殺しているのに、この感情は一体……

僕はいつの間にか涙を流していた。

-その時僕の頭に一つの映像が流れる -小さいころの僕だ。ゲノム人間の施設で生活する僕- その施設の先生や子供達は優しくしてくれた。

-毎日が楽しかった

そのときだった

【テレポート命令だ? 少し行ってきます】

と僕はテレポートで施設に戻る。

施設の子供達は怯えた表情で僕を見る-なんでみんなそんな顔しているの? 【嫌だーー】

【1号あんたやってくれたはね】

【人間にばれたんだってな】

【まって昭美さんは悪い人じゃない】僕は弁明する。

【あんたは明日処刑よ】

【それまであの人間と楽しくやってな】

僕は強制的に戻された

【どうだった?】と昭美さんが聞く


【処刑されるらしい】と僕は言う 【え?】昭美さんは驚く。

【ごめんなさい、僕は明日処刑されるみたいです】

-僕は全て話した- 【なんでよ】

【ゲノム人間は人間にバレてはいけないのです 僕らを全力で全滅させようとしている 政府の極秘組織winがいますから】

【僕が処刑されれば昭美さんから僕の記憶は消えます 短い間でしたが人間の優しさに触れることが出来ました ありがとうございました】

【やだよ そんなのと】昭美さんは泣き崩れる

【それが、ルールです】僕はこの時初めて人間の優しさに触れた気がする、いつも奪う側のゲノム人間にとって奪うはずの人間が僕に与えてくれるこの感情は新鮮だった。

【じゃあ最後に1つだけお願いしていいですか?】

【いいよ】と昭美さんは言う 【僕を抱きしめてくれませんか?】

僕の頬に涙が流れる -その時僕は何かが切れた気がした-

2026/7/5今日は昨日ほど眠くなかった。

それはそうだ 今日処刑されるのだから

リビングに行くと昭美さんが荷物をまとめていた

【逃げよう 戦意君】と昭美さんは僕に言う。

【逃げても無駄です 】僕は答える。

【いや】と昭美さんが言う。

【だって戦意君そんな悪ゲノム人間には見えないもん】と昭美さんは言う。

-僕は泣いていた-こんなに人に優しくされたのは初めてだから、嬉しくて涙が溢れてきた。

【逃げましょう】と僕は言う。

昭美さんは僕の腕を掴む

僕は自分の位置情報を完全に消した

その頃

【1号が姿をくらましました】

【逃げたか…1号何が何でも見つけ出してやる】その頃僕と昭美さんは……

【僕どこ向かってるの?】僕が聞く

【いずれ分かるは】

僕達は地下に続く階段を降りた 

【皆さん】

【昭美さんどうしましたか?】

そこには多くの人間がいた

どうやらシェルターのようだ

【実は…】

僕達は事情をすべて話した。

【うそ この子ゲノム人間なの?】

【こんな普通の男の子が】

【何をしてるんだ 早く殺せ】

-そこに現れた一人の老人 その老人はここのボスのようだ- 【待て待て、殺すのはまずいだろう】

【なんだ?ゲノム人間を庇うのか?】

【そうだ ゲノム人間は人間に復讐する為に生み出された存在】と老人は答える。【しかし、この子は今日処刑されるらしい、目を真っ赤になっておらず、まだ覚醒していない 人を殺す量はせいぜい自分の食料くらいじゃろう】と老人は続ける

【そんなの知ったことか?】

【覚悟しろゲノム人間!】【やめて皆!】と昭美さんは答える【なんで止めるの?】と一人の男性が聞く。

【こんな可愛い子が殺されるなんて可哀想じゃない】と昭美さんが言う。

【君はこの子が何の罪もない人間をなんの理由もなく殺しているのを見ただろう?】【やめろ!皆んな!】と老人はいう 【この子は悪いゲノム人間ではない なんかこの子なら信用できる気がする】

【少年…わしはwinの司令官日下部秀俊じゃ】

【なんで僕達をころそうとしているwinなんかが僕に味方するんですか?】【それは、君がいた施設はわしの祖先が作った施設なんじゃ】

【え?】と僕は驚く。

どうやら僕の遺伝子情報は日下部家の先祖が作ったものらしい。

その先祖が僕に深い愛情を注いでくれたおかげで僕は今生きているようだ。ゲノム遺伝子は元々日本の将来を変えるための人材を作るために作られた それが盗まれ今にいたる事を教えてくれた

【私達に出来ることはありますか?】と一人の女性が言う。

-僕を助けたいと皆思う-とても暖かい感情だ……-そうかこれが……-これが人間のいう愛情というものか……---僕は思った-なぜ今まで気づかなかったんだろう-愛情というものはこんなにも暖かく、僕に大切なものを与えてくれるのに……

何で僕は普通の男の子じゃないのだろうか 普通の男の子に産まれることが出来たなら どれだけ良かっただろうか?僕は普通の男の子の愛情を受けて育っていればもう少し幸せだったのかもしれない。

【少し考えさせてください】と僕は答えた 僕の目から涙が出る……-そうかこれが涙というものか……- 【わかった】【戦意君ゆっくり考えて下さい】【そうですね】とみんなは答える。

すると秀俊さんが

【君うちに来ないかね?】

【僕がwinにですか? 僕はゲノム人間ですよ】【構わんさ】と秀俊さんは言う。

-僕は決心した- 【僕強くなります 普通の男の子よりも強くなって】と僕は決意する。

すると皆は笑顔になり僕を優しく抱きしめた。

僕は嬉しかった、ゲノム人間をこんなに歓迎してくれる人がいるなんて……今まで愛情を注いでくれた人はいなかったから……

秀俊さんが僕をwinに引きいれたかった理由はゲノム人間として生活を

していても処刑されるだけ、ゲノム人間に対抗できるのは同じゲノム人間

と政府が極秘開発したゲノムブレードのみなことが理由だそうだ

僕と昭美さんは目隠しをされ

winの本部に向かった

【着いたぞ】と秀俊さんは言う。

そこには多くの兵器があった -すごい- 僕はそう思った……

そして、僕たちは地下へ続く階段を降りた 【ここが、winの本部じゃ】と秀俊さんが言う すると一人の女性が現れる。

その女性は綺麗な人だった-僕もこんな人間に生まれたかったな- -この人がここのトップのようだ-とても知的に見える。

【この子がゲノム人間?】【はい】と秀俊さんが答える -

【へぇ…可愛い男の子】と女性はいう【誰なんですか?】と僕は聞く - 【私はこの施設の創設者の如月美沙よ】と女性は言う。

【初めまして如月さん】【よろしくね】と僕と美沙さんは握手をした。

すると秀俊さんは、 【その少年をわしの養子にください!】【いいわ……でも条件があるは……その少年は私の子供として育てること……いいかしら?】【はい!お願いします!】と秀俊さんが答える

【戦意君 今日から君は私の子供

いいわね?】と僕にといかける僕は-はい……と答えた。

僕の目から涙が零れた……

僕の感情と涙は一体になった瞬間だった。

こうして僕は如月美沙さんの子供として暮らすことになった -

【戦意くん 君は人間の血さえ あれば生きられるか?】と秀俊さんが僕に聞く 【はい でも人間の血だけだと僕の成長は止まります】と僕は答える。【そうか……わかった】と秀俊さんは言う。

【成長を続けるにはやはり人の肉を食らうしか方法がなく】と僕は言う。【それは、わしが独自に開発した成長促進剤 を毎日摂取すれば血さえとれれば成長し続けるは】と秀俊さんは言う。

-僕は何を食べれいいのですか?- 【人の肉じゃ……うちの兵士のゲノム人間との戦いで死んだ奴らの死体を遺族から提供して貰う ただし無理強いはしないぞ】【わかりました】と僕は言う。

僕は秀俊さんから貰った成長促進剤を飲んだ これで、また身長が伸びるのかと思うと嬉しい気持ちになった。

次の日から僕は人間の肉を食べた -おいしい……-僕は人間の肉を食らった とても美味しかった。 そのとき

【大変です ゲノム人間が渋谷で暴れています】

【渋谷の様子出します】

【1号 1号をだせ】

【今戦意君を出すわけにはいかない

しかし、兵士の数もたりん】

【なんだと?!すぐ行く】と秀俊さんは言う 僕は秀俊さんの後を追った そこに居たのは-人間の首を持って返り血を浴びて笑っている8号だった- -僕は気づいた……これが殺意だと……- 【やめろ!8号】と僕が言う 次の瞬間、僕の腕から放たれた斬撃が秀8号の腹を抉る。

【やっときたか 1号 お前は俺の手で処刑してくれは】

【戦意君…】

【はい、秀俊さん】

僕は目を真っ赤にして戦闘体制に入る【そんなんきかんわ!】と8号は言う。

-僕はこの時まだ覚醒していなかった……- 8号の斬撃を手で受け止める。

【なんだこいつ!】と8号が叫ぶ -今だ-そう思った瞬間僕の腹部から凄まじい激痛がはしる、秀俊さんだ。

【すまんな戦意君】【いえいえ、これくらいなんともないですよ】と僕は答える 【いくぞ!1号!】【はい!】

【はぁ…~】

8号は砕け散った

【お前の吸収した生命エネルギー貰うぞ】

僕は8号の生命エネルギーを吸収した

【うん 美味しかった】【よし!帰るぞ!戦意君】と秀俊さんは言う -僕の力はまだ未知数だ……-僕は思った。

僕は家に帰った -ただいま-と言って入ると、美沙さんが慌てていた。

【戦意君から採取したゲノム細胞が変異を始めたは やはり戦意君はまだ育ち盛り まだまだ強くなれる】【え?】と僕は驚く。

【ここが君の部屋だ 戦意君 隣の部屋は兵士の隊長 緑山薫君だ】

【宜しく…】と薫は答える

【君ゲノム人間なんだってね】


と薫は聞く 【はい】と僕は答える 【僕は君を殺したくはない……だけどもし君がここを出ようとしたらそのときは君を殺す】【はい!わかりました】と僕は言う。

【戦意君には訓練をしてもらう】と秀俊さんが言う。





















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