市民芸術祭
@aeaaoo
第1話
まばらな観覧者達、そこに迷いなく進めるのはここが美術の展示会だからだ。そして駆け出す小さな子供達、この人たちの背中を追うから私は勇気という言葉を使わなくてもどんどん新しい道へ入っていってしまう。生まれた土地の市民芸術祭は本当言うとそこまで関心は無かった。たまたま休憩しに訪れたのはカウンセラーの前でたくさん泣いた後ひとりでだった。ゆらゆら揺れる心と体にほんわかとした絵画がちょうどいい。そして娘の同級生の名前を見つけた。私は家に帰ると彼女らの帰宅を待ち今日見たものの話を聞いてもらった。いきたい!そうだよね、見に行こうか。うちの娘だけ幼稚園から小学校へ上がる時に誰とも同じ学校にはならなかった。
2日連続で同じ展示会に足を運ぶ。冬が始まって闇が濃くて雪でも降りそうな気配。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます