第5章・コボルト開拓再開
第34話・強化と進化
第二回イベントが終わり、数日が経った。
神殿作りだが、神棚や小さな社のようなものが配置できるらしい。大きな物を作れるが、ここで作るにはスペースを使う。とりあえずぼちぼちちゃんとした小さな社を四つ置いた。
列ができることを考えて、四つの列が並んだとしても大丈夫なように配置する。検証するものや、玄武の場合、水晶洞窟の方に行けない人が来て、アイテムを捧げて報酬を得る。
「基本はバフかそこそこ良い素材や装備か」
「できたばかりだから、それでもレベルの低いときとか考えると助かる。良いの出る事を祈ろう」
そうして多少列ができている。神様への捧げものは一週間に一度のため、玄武は水晶洞窟にするか悩む人はいる。他の人はいまのところここしかないから、来るようだ。
「さてと、ではやるか」
私ことシルバのスキルは以下の通り。
名前:シルバ 種族:コボルト 性別:男性
LV:8 メインジョブ『農家』 サブジョブ『錬金術師』
生産系スキル:農業9 錬金術9 調合9 鍛冶5 木工5 育樹9 石工6
戦闘系スキル:剣術3 従魔術9 土魔法9 水魔法9 槌術8
その他:鑑定8 異世界言語理解8 生活魔法MAX 採取MAX 魔力強化MAX 発掘MAX 細工MAX 魔法細工MAX 伐採8 釣り8 動物知識4 植物知識4 歴史知識4 鉱物知識5 魔法知識6 付与術9 水泳8 水中呼吸4 水中歩行4
うーん、見事に中級にあと一歩という状態だ。発掘などは中級まで取れる。取らなきゃ。
ポイントはそこそこあるから、やりくりしないと。掲示板で中級スキルの基本数値確認して、何を優先するか。とりあえず農業がMAXになったら中級を取らないと。
というわけでしばらく水晶洞窟でスキルレベル上げに入ります。
◇◆◇◆◇
「うおぉぉぉぉぉぉやったぞぉぉぉぉ」
水、土魔法が上がり、中級水、土魔法習得可能。鉄魔法と氷魔法がアンロック。
農業も中級になり、鍛冶はレベル上げ中。
調合など9レベルとMAXは上位の物に変えておく。
………なにげに若葉さんは料理人の人に手伝ってもらって進んでるんだよな。あとスキル管理もしっかりしてる。私はブラッドスキルである魔法細工に気づいても無かったのに。あって驚いたね。
とりあえずレベル上げを終え、ソフィも進化。抜刀剣士というものになった。スピードと斬撃攻撃の特化スキルが付いてきた。
「強くなったよパパ♪」
「うんうん」
ルビももうすぐ進化のレベル帯、そうして頑張れば進化した。紅蓮魔導士という強そうなのに進化してもらった。
「にゃー」
雷魔法と中級火魔法に加え、詠唱短縮と魔力収束とか、色々強くなるスキルを覚えてくれた。
ユキも頑張ってついてくれていたから、そろそろ進化しそう。
そうやって過ごしていると、あーという声と共に誰かに抱き上げられた。なに?
「いたいた。ありがとねー神殿作ってくれるんでしょー」
「酒くさ!」
黒い長い髪に蛇を纏う和服幼女が酒臭くそこにいた。
「むー酒くさはひどいー。君の作ったおしゃけおいしくって……えへへ♪」
「父上、その人は玄武様です」
「マジか、このゲーム大丈夫か!?」
小さすぎる。あとやばい。
ごくごくと酒瓶から直接飲んでやがる。おつまみの串焼きも食いながら酔っぱらうさまは威厳もなにもない。
神殿を作るという話を聞いたからか、私に会いに来たらしい。傍でレベル上げしてるしね。
他の人の遺跡作りにといって、神聖石という石を四つ渡された。確か自分、麒麟、マテリアル、エクリプスだけだよね~と言って。その辺はしっかりしてる。
そして帰っていくが、私はもう酒は捧げんぞ。あの様子見てたらダメだろう!
売るのもやめようかな?
◇◆◇◆◇
マイホームの地下室でもやしを作る。白いもやし、ホワイトもやしができていた。
「よしよし」
品質も中級農業を得て上がっている。ダイチも上がっていて、育てている。とりあえずもやしはクマ三さんに渡そうか。
次にオイルフラワーと爆薬石を回収する。これもレベルが上がり、取れるようになった
「さて、夜姫さん。アイテム加工に入りますよ」
「はいよ」
まずはこの二つのアイテムで作る爆裂オイルというアイテムを作る。
量や質を変えれば爆発力が変わるらしい。私達は若葉さんも交えて、火属性の付与も足したりして作った。
「攻撃力がありますけど強すぎですね」
「えー」
私的にはゴーレムを一撃で爆破する奴、集団のモンスターを爆撃する奴、全てを破壊する爆発するオイルを作ることに成功した。
だけど若葉さんはゴーレム対策だけで良いという。せっかく作ったのに。
こういうのは派手で良いんだ。実験で試してない、中級火魔法の付与と雷魔法の付与、さらにソフィとルビの付与までついた、超危険度のあるエクスプロージョンオイルを大切に隠す。なにかの役に立つかもしれないからね。
使うときは敵と共にね。
二つの卵を背負う若葉さんは、そのまま戻って服飾の方に移動。私も土魔法などでサポートしないと。
なんでも貴族様からアリス風ドレスが気に入られて、その貴族と友誼を結んだらしい。ほへー
いまも性能重視のプレイヤーから、見た目もそろえて欲しいと言われているため、仕事はある。
シープ達もここで生活して少しずつレベルが上がり、進化しそうね。
そんなことをしていると、私もなにかしたいと思い、応用して使うことにした。
レッツパワー♪
◇◆◇◆◇
「おー……使えるプレイヤーいるかこれ?」
爆撃紅蓮刀という刀ができた。オイルを大量に消費して作った灼熱の刀剣。若葉さんに前もって付与してもらった鉄とオイルを使い込み作ったが、装備するために必要なステータスがかなり必要だ。
「パパありがとう♪」
ソフィが装備できた。ギリギリだけどね。振り回すたびに雷と炎が舞い上がり、切り捨てると爆音が鳴り響く。
息子にヒーローの武器玩具を買い与えた気分だ。まあいいだろう。
他の子も欲しくなるといけないから、好きなものを聞いた。ダイチはクワ、カナリアは布切りハサミ、ルビは杖でユキは包丁だ。
急いで揃えないと、しばらく忙しいぞ。ブログは武器をメインにして過ごした。
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