第4話・二日目の行動
今日は若葉さんと別れて行動をする。私の場合、まずは農業ギルドで農業できるか確認だ。
「ん?」
外で一突き兎がウロウロしている。街中と言ってもはずれにあるからか、モンスターが現れるとは。
とりあえず若葉さんと共に戦い、一突き兎達は倒せた。毛皮と肉と角を落とす。
全て鑑定を使い、詳しく調べる。毛皮は【裁縫スキル】の中に加工する術があるらしい。
スキルの中には必殺技がある。アーツと言い、一定のレベルになると使える。
「皮を扱うレベルは調べないといけませんねえ」
角は肥料に使えるとしか分からず、角は私が、肉と毛皮は若葉さんが管理する。
私はレベル3になり、若葉さんは2になった。とりあえずはこの調子で頑張ろう。
農業ギルドに出向き、登録できたが農具が高い。クワが1万Gも必要だ。
種などは買えそうだが、農具が無いと不便らしい。手で掘るのもありだろうが、しばらく農業はできなそうだ。
薬師ギルドのクエストで、教会で下級回復ポーションを作る。鑑定を使い、スキルのレベルを上げる。
水魔法や生活魔法を覚えるため、冒険者ギルドで値段を見る。お金はかかるが、後々を考えると便利だろう。
本を読み、勉強することによりどちらも習得。土魔法はどんなことができるか聞き、土を操ると書かれてたため、土魔法も取る事にした。
とりあえず魔法を二つ覚え、魔法を使うための触媒になる指輪を買う。その後は畑の枝や小石を払うことにした。帰ると一突き兎がいるため、それを倒す。
「土魔法アーツ、ストーンバレット!」
石礫が手から放たれる。
練習のため、魔法だけで戦ってみた。水の魔法はスプラッシュというアーツで、下から水が噴き出す。
交互に使い、倒すと畑が水浸しになった。土の魔法で耕せないか確認する。
「生活魔法、アースクリエイト」
土を操る魔法で、穴を作るくらいか。ふむ。
種を買ってきて、アースクリエイトで穴を作り、種を入れて土をかぶせる。
アースクリエイトを繰り返して土を耕し、ふわふわにしてからそれをして、クリエイトウォーターという、生活魔法を使う。水を撒けるため、便利だ。
とりあえずジャガイモ、芋の実を植えることはできた。
◇◆◇◆◇
一つの畑を耕すことができて、若葉さんを待つ。若葉さんも戻ってきて、なにをしたか話を聞く。聞きながら黒パンを食べる。
「服飾ギルドには登録できました。それと【刺繍スキル】と【細工スキル】を覚えて、スキルのレベル上げに古い服をばらしたり、雑巾を縫ったりしてました」
「そうか。私のところは」
今度は【鍛冶スキル】があるため、鍛冶ギルドで色々スキルを取るつもりだ。
角も少し増えたから、冒険者ギルドでお金になるか確認だな。
二人で出向き、冒険者ギルドの掲示板に、一突き兎の角が納品であったため、少しは足しになった。
その後は鍛冶ギルドに紹介状をもらい、鍛冶関係を覚えることに。
鍛冶に必要な鉱石は【廃鉱跡地】という、洞窟にあるようだ。ゴーレムや強いモンスターが出るようになり、閉じた鉱山らしい。
採掘するために【発掘スキル】と、鍛冶をするなら【細工スキル】を勧められた。
木工があるため、やり方を教えてもらい、レベル上げとスキル習得に時間を使う。
しばらくしたらスキルを覚え、我々二人に『くたびれたゴーグル』と『安いピッケル』をくれるギルド。助かるな。
その後は別れ、木工スキルの講座を受ける。木を切る【伐採スキル】がいるらしいし、木を切るには昆虫モンスターが出てくる【静かなる森林】に行かねばならないと教えられた。
伐採スキルを獲得するが、斧が必要だ。鉄も無いのにと思ったが、私には初心者の剣があった。
「なに?剣を斧に変えるのか? できなくはないが」
「木を切るのに必要で」
「いいが、斧で戦うのはおすすめしないぞ。お前には【斧術スキル】が無いからな。始めての武器で戦うなら、町の中に時々入り込む、一突き兎で練習してからスキルを開放して習得した方が良い」
「それなら、なにか振る物が良いですね。打撃武器ってありますか?」
「それならメイスがあるな。買うか?」
「少し値段の確認を」
値段を確認して、私は石工で作ることにした。その方が安く済むと教えてもらったからだ。
石の発掘に、石を磨いたり、木材を整えて角材にしたりと、レベル上げのバイトを受けた。
道具は貸し出されたため、鍛冶と石工、木工の際はレンタルすることにした。錬金術スペースはあるが、あったのは大きな鉄鍋しか無いからね。
斧の作り方を見てもらい、伐採オノは作ることはできた。
スキルのレベルも上がり、硬い石を購入。そこから硬い石メイスを作り、庭に戻り、スキル上げをした。
若葉さんが戻ってくる頃には【槌術スキル】を覚え、ステータスポイントで習得。若葉さんは、風と火魔法を覚えて、戻ってきた。
お互いにスキル上げのため、一突き兎と戦いながらレベルを上げた。いまのところまだ3レベルより上にならないが、そこはゆっくりやろう。
ブログは一突き兎の塩焼きステーキを載せることにした。
「なかなか固い肉ね。湯がいたりしてみたけどいかがでしょうか?」
「素で焼くよりかは食べられますよ」
そうしてログアウトして、現実でゆっくりする。
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